第135回(12/21)

肝臓から最初のSOS!
あなどれない脂肪肝

ゲスト あめくみちこ

肝細胞の30%以上、中性脂肪が蓄積した状態を脂肪肝と言います。自覚症状が無いため、多くの人が軽視しがちですが、 脂肪肝は肝硬変へと進行する病気。脂肪肝の段階でのケアがとても重要です。

肝臓の主な働き

代謝
必要な物質の分解、合成、貯蔵。
解毒
有害物質を分解し排出。
胆汁の分泌
脂肪の消化を支える。

脂肪肝になる一番の原因は、アルコールです。
肝細胞が壊れると細胞の中から酵素が出てきますが、その数値(GOT・GPT・γ-GTP等)が上がると細胞が壊れた証拠です。
通常お酒を飲んだ時、肝臓はアルコールの解毒作業に最優先でとりかかりますが、大量のアルコールを長時間飲み続けると、肝細胞が傷つき、代謝能力が落ちてしまいます。すると脂肪の代謝が後回しになり、中性脂肪が溜まってしまうのです。
厚生労働省が推奨する1日の適正飲酒量はアルコール20gが目安です。適正量以上の継続飲酒は、様々な病気の疾病率が高くなります。

アルコール以外で脂肪肝になる原因

(1) 食事の取り方
おかずを摂らずにご飯ばかり食べていると、タンパク質不足になってしまいます。
脂肪肝の予防にはバランスのよい食事が大切です。
(2) 果物
果物に含まれる果糖は、吸収されやすく中性脂肪になりやすいのです。果物の食べ過ぎは、果糖の大量摂取となり、肝臓に中性脂肪が溜まる原因になってしまいます。
また果物は、夜ではなく朝食べると良いでしょう。
(3) 体脂肪率
体脂肪率が低い場合は、皮下や内蔵に新しく脂肪を溜める余裕が有ります。しかし体脂肪率が高いと、溜められる場所に余裕がなく、行き場をなくした脂肪が肝臓に溜まります。
また筋肉量が少ないとエネルギー代謝が悪く、脂肪が溜まりやすくなります。筋肉量を維持することも、脂肪肝の予防になります。