第130回(11/16)
さらば!頭痛・肩コリ 首と枕の意外な関係
ゲスト | 長谷川初範 |
寝る事はカラダの筋肉にリラクゼーションを与えます。寝た時に首がリラクゼーションをする為には枕が必要になります。
例えば枕をしないで頭が下がると、首の上部が伸び、気道全体が下に引っ張られます。これにより気道が狭くなり呼吸がしづらくなってしまうのです。また首周囲の筋肉が緊張するため、肩こりや頭痛などの原因にもなります。
枕チェック
(1)朝起きると、首や肩が痛い、肩こりがある。
(2)いびきがひどい。
(3)寝ている時、身体の向きを変えて落ち着かない。
(4)朝起きると、いつも同じ方向を向いている。
(5)いつの間にか、枕が外れている。
この中で一つでも○がある方は、枕の見直しが必要です。
また(1)(2)に該当した人は枕の高さに問題が、(3)(4)(5)に該当した人は寝返りがうまくうてていない可能性があります。
枕を選ぶ時に重要なポイント
(1) | 枕の高さ。 |
枕の最適な高さは、仰向けになって首が15度くらいになる高さです。これは脊髄が曲がりにくい角度なのです。 また横向きになった時に、顔の中央と首、背骨のラインが一直線になる事も重要です。 |
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(2) | 枕の硬さ。 |
枕を選ぶポイントの2つ目は、寝返りが打ちやすいかどうか。この寝返りがうちやすい枕の条件が枕の硬さなのです。枕が柔らかすぎると頭が沈み込んで固定されてしまい、寝返りがうちづらくなります。 | |
(3) | 枕全体が水平を保っている事。 |
枕に高低差があると、寝返りをうつ際に余分な力を必要としますが、フラットであればスムーズに寝返りを打つ事ができます。 |
家庭でも簡単にできる快眠枕の作り方
まず、ある程度硬さがある使い込んだ座布団とタオルケットを用意します。
(1) | 4つ折りにしたタオルケットをさらにジャバラ折りにして、高さの調整に使います。この時、枕は必ず首の根元まで入れて隙間を作らないようにします。 |
(2) | のどや首に圧迫感がないかを確認します。 |
(3) | タオルケットで高さを調節します。 |
(4) | 仰向けで問題がなければ、今度は横向きに寝て、首から背骨のラインが一直線を確認します。 |
(5) | さらに、寝返りがスムーズにうてるかを確かめます。 |
※ | タオルケットのみで高さが合わない場合は、バスタオルで微調整してみて下さい。 また枕は、3ヶ月に1度は再調整した方が良いでしょう。 |