第120回(9/7)

早期発見がアナタを救う!
知っておきたい 乳がんの基本

ゲスト 生田智子

現在乳がんの患者数は4万人以上。30年前のおよそ4倍となっており、特に30代〜40代にかけて急増しています。
乳がんになる原因ははっきり解明されていませんが、晩婚化や出産減少、食生活の欧米化など、女性のライフスタイルの変化が考えられます。
乳がんは乳腺にできる悪性の腫瘍で、症状は皮膚のくぼみやしこり、張りなど様々ですが、初期段階では自覚症状はほとんどありません。
初期症状の「非浸潤がん」ではほとんど乳房の温存が可能ですが、「浸潤がん」に進行すると乳房の温存が難しく、再発や転移の恐れも出てきます。自分で気づく「しこり」になる前に、早期発見することがとても重要なのです。

乳がん検診

一般に乳がん検診を受ける事ができるのは、乳腺科や乳腺外科です。
受診のポイント

(1) マンモグラフィでは大胸筋も一緒にはさむので、力を抜いて、リラックスしてのぞみましょう。
(2) 乳腺が一番やわらかくなる、生理後一週間以内に受診するのがよいでしょう。

また、マンモグラフィの後は、視触診、超音波検査と進みます。超音波検査では、マンモグラフィや視触診では判断できないしこりを発見します。
乳がんは他のがんに比べて若い年代で発症しやすい為、30歳を過ぎたら1年に1回は検診を受けましょう。

自己検診

年に1回の検診に加え、月に1度は自己検診を行いましょう。

(1) 鏡の前に立ち、腕を高くあげたり腰に手を当てたりして、乳房にくぼみや湿疹などがないか観察します。
(2) 指の腹を使って「の」の字を書くように乳房全体に触れ、しこりがないかチェックします。

しこりは80%以上良性ですが、見つかった場合には必ず受診しましょう。
感触は大福の中に梅干しの種が入っている感じです。触診は生理が終わって1週間以内に行うのが良いでしょう。

乳がんは、女性なら誰でも可能性がありますが、早期発見できれば決して怖い病気ではありません。
定期的に乳がん検診を受けるのが、早期発見への近道です。