第117回(8/17)

痔っとガマンは危険!お尻トラブルの傾向と対策

ゲスト 島崎俊郎

生活習慣病の一つであるという痔。日本人の成人3人に1人は持っており、自覚症状のない人を含めるとそれ以上の数になるのだそうです。
痔は肛門の病気の総称で、1つの病気ではありません。しかし、痔を誘発し悪化させる原因は肛門の炎症で、その炎症を招く2大要因は便秘と下痢です。

痔の種類

切れ痔(裂肛)
便秘・下痢などにより炎症を起こした肛門の粘膜が、排便時に切れてしまうことによって起こります。便に血がつくのが特長です。
いぼ痔(痔核)
血流が悪くなる事が主な原因となり、肛門の周囲にできる動静脈瘤の一種です。内痔核は痛みを感じないため、自覚しにくくなります。
痔ろう
細菌によって肛門が化膿し、膿が溜まる症状です。お尻の皮膚の方へ細菌が浸食し、穴をつくります。

痔がある人に共通して多かった生活習慣

(1) 運動不足
(2) 一日中座りっぱなし
本来肛門は、免疫力で便による炎症を抑えていますが、座っていると血流の循環障害が起こり、肛門の免疫力が下がってしまいます。
おススメの予防法は1時間に1回は席を立つ事。10m歩くだけでもOKです。
(3) トイレに3分以上入る
トイレは座っているだけでも肛門を圧迫しているので注意しましょう。
(4) 冷房の効いた部屋で過ごす
運動不足同様、血流を悪くする行為には注意しましょう。
(5) 睡眠不足
睡眠不足だと免疫力が下がるため、痔になりやすくなります。
(6) 辛いものをよく食べる
唐辛子はカラダに吸収されにくく、肛門を刺激します。

他にも痔を招く生活習慣として「ストレスを溜める」「アルコールの飲み過ぎ」「野菜、水分不足」などがあげられます。

痔は症状が悪くなるまで放っておく必要はありません。症状が軽いうちに、手術せずに生活指導で治す方が良いでしょう。
また自分では痔だと思っていても、直腸がんなど他の病気が隠れている場合もあります。異常を感じたら早期受診、早期の検査が大切です。