第91回(2/10)

専門家に学ぶ!(新)めまい対策ガイド

ゲスト 泰葉

めまいのほとんどは平衡機能の障害です。50歳を過ぎるとこの平衡機能が衰えてくるので注意が必要です。

めまいチェック

(1)
脳に機能障害があると、動く景色が断片的に見えて脳が混乱し、めまいを誘発してしまいます。
『脳の機能チェック法』
メジャーを目の前に広げた時、眼球が自然と左右に動けばOKです。
(2) 深部感覚
重心を保つのに必要なのが深部感覚といって、足の裏にあります。この深部感覚が衰えると重心のふらつきを誘発し、めまいを引き起こす一因になってしまいます。
(3)
めまいの約80%は耳の異常が原因と言われています。耳の三半規管や内耳は脳を介して目と神経がつながっており、耳の調子が悪いと目に反映されます。そのため、めまいを起こした時の眼球の動きから、耳の中の異常がある場所を判断できます。

『めまい外来の主な診察ポイント』

ふわふわ型 脳出血、脳梗塞を伴うめまい等
深部感覚 ふらつき型 歩行、起立時のふらつき
糖尿病を伴うめまい等
ぐるぐる型 メニエール病
突発性難聴や中耳炎を伴うもの
良性発作性頭位めまい症等

※感じ方の特徴は原因を特定するものではありません。上記にあてはまらない場合もあります。

他にも梅雨や台風など気圧の変化でもめまいが誘発されたり、睡眠不足、風邪等の体調不良、ストレス、過度のたばこ、飲酒、寒さ、低気圧の接近、更年期、生理前後などもめまいの悪化因子となります。

めまい予備軍がわかる「50歩足踏みチェック」

目を閉じて両手を前に伸ばし、50歩足踏みをします。
カラダが50cm以上移動、あるいは45度以上回転した方、後方へ移動した方もめまい予備軍です。

ドクターおススメ!「めまい改善体操」

(1) 眼を鍛える
アゴをおさえて頭を固定し、左右に動かした親指を眼で追いかけます。(往復10回)同様に、上下に動かした親指を目で追いかけます。(往復10回)なるべく速く動かすのがポイントです。列車等動く物を見た時に起こるめまいに有効です。
(2) 耳を鍛える
親指を目線の高さに置いて視線を固定し、そのまま頭の上下運動をします。(往復10回)なるべく速いスピードで耳の三半規管を刺激しましょう。頭を上下させた時に起こるめまいに有効です。
(3) 深部感覚を鍛える
目を開けたままの状態で、立つ、(イスに)座るを交互に10回行います。その後両足を前後に揃え、目を閉じた状態で両手を下げ直立します。この状態を15秒間キープしましょう。歩行中や立ち上がった時にめまいやふらつきを感じる方に有効です。

他にも、振り向いた時にめまいが起こる方は、一点を注視して頭を左右に動かす運動が有効です。

※体操でめまいが起こる事もあるので注意しましょう。めまい改善体操は続ける事が大切です。夫婦で行う等、けが防止に気をつけましょう。