第87回(1/13)

ズレを整え健康に!骨格バランス改善法

ゲスト 青田典子

理想的な姿勢は、背骨が緩やかなS字カーブを描く状態です。しかし生活様式の変化や筋力低下が原因で、きれいなS字カーブを描けない人が増加しています。
S字が崩れると筋肉などの血行が悪くなり、凝りや痛みの原因になるだけでなく、内蔵も圧迫されて機能が低下し、全身に悪影響を及ぼしてしまいます。

理想の姿勢チェック法

・リラックスした姿勢で壁に沿って立ちます。この時肩が壁につき、腰と壁の間に手のひらが入る状態が理想です。

・肩が壁につかない『猫背タイプ』
こちらは上半身からくる姿勢の悪さです。長時間同じ姿勢をとることで筋肉などの血行が悪くなって凝り固まってしまい、特に上半身のS字カーブが崩れてしまうのです。
長時間同じ姿勢をとる職業の方に多く見られます。

・腰の部分に握りこぶし大の隙間があいてしまう『反り腰タイプ』
こちらのタイプは肥満等でお腹がせり出し、体重軸が前へ移動し、骨盤も前傾して腰付近のS字カーブが前へ反っています。腹筋が弱い女性もこのタイプが多いようです。

相撲健康体操

この体操は相撲の基本動作をベースとした運動で、高齢者の予防医療や健康増進に、全国各地で実施されています。

・猫背タイプにおススメ『反りの型』
両手をまっすぐに上げ、指先を見ながら後ろへカラダをひねるように手を振り下ろします。手を下ろすとき、同時に腰も落としましょう。左右合計10回程繰り返します。
上半身の骨格バランスを整え、脊柱起立筋などが鍛えられます。

・反り腰タイプにおススメ!『四股の型』
腰を深く落とし、左足に体重をのせ右足を高く上げ、下ろします。このときカラダを支える足は、できるだけヒザを伸ばしましょう。左右合計10回程繰り返します。
腹筋や下半身の筋肉を強化するのに有効です。
※四股が上手にできない場合は、イスを補助に使いましょう。
  無理をせず、できる範囲で毎日続けると良いでしょう。

こういった相撲の動きは、カラダの中心にある背骨を安定させる効果があるのだそうです。また高齢者の骨粗鬆症予防や転倒防止にも期待できます。

正しいイスの座り方

ケース(1) 背もたれに寄りかかる場合
イスに座り、骨盤が後転すると猫背になってしまいます。
座面から17〜18cm(目安は人差し指と親指を広げた長さ)のところで、背もたれとの間にマフラーやタオルを挟むと良いでしょう。

ケース(2) 前屈みに座る場合(食事やデスクワークなど)
座面の後方にクッションなどを置き、ヒザよりも腰の位置を上げるようにします。姿勢が前傾になることで、骨盤が元の位置に戻ります。

またどんな姿勢で座っても、10分ごとに足など、カラダを動かし、姿勢を変える事が大切です。