第86回(1/6)
~長寿の秘訣!健康エイジングSP~
ゲスト | 野村監督、YOU |
健康長寿のためには、長寿遺伝子のスイッチをONにすることが必要です。長寿遺伝子とは老化のスピードをコントロールする遺伝子で、バランスのよい食事や適度な運動によってスイッチが入ると考えられています。長寿には遺伝的要因が25%、環境的要因が75%と言われており、生活環境を整えることが大切なのです。
またカラダの一部の老化が突出して現れると、カラダ全体の老化も加速してしまいます。健康長寿のためには老化のバランスを保つことも大切です。
気になる老化度ランキング第3位「目」
通常20歳の時に100万本あると言われる網膜の神経線維はそれ以降年々減り続け、100歳を過ぎるとおよそ半分しか残らないのだそうです。
番組に登場してくださった森シノさん場合、趣味のゲートボールによって視覚機能が鍛えられたと考えられます。
「見る」という行為には空間視、形態視などの視覚機能が関連していますが、目標までの距離を目ではかったり、動くボールを目で追ったりすることで、知らず知らずのうちに視覚機能が鍛えられたのです。
気になる老化度ランキング第2位「脳」
番組に登場の友寄英哲さんのように、「語呂合わせ」という記憶法であれば、フッキング(関連づけ)が適切であれば記憶しやすくなります。
しかし、加齢とともに短期記憶の力は衰えていきます。その衰えを遅らせるためには前頭葉を鍛えることが大切です。
『脳の老化を防ぐ日常生活のポイント』
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気になる老化度ランキング第1位「足腰」
足腰の老化予防には下半身の筋力強化がとても大切です。番組に登場してくださった国広アイ子さんの場合、60歳で始めたというパワーリフティングによって、大腿四頭筋を始めとする下半身の筋肉が効率的に鍛えられているため、強い足腰を保っているのです。また自転車も、体重が分散されるため、負担をかけずに下半身の筋肉強化が可能です。
健康長寿医学の基本は、バランスのよい食事、適度な運動、そして心です。前向きに楽しく物事を考えられる時間が多ければ多い程よいと言えます。
今日番組に登場して下さった健康長寿の達人たちも、皆さん旺盛な好奇心とポジティブで前向きな気持ちをお持ちでした。
この3つのポイントを心がけて生活することが、健康長寿へとつながるのです。