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第67回(8/12)

必見!カラダのSOS
専門医が薦めるセルフチェック法

ゲスト 大和田伸也

どんな病気でも体はその前段階でサインを発します。そのサインを見逃さず早めに対処することが、大病を患わない、手遅れにならない、そして健康増進に一番大切です。

・耳たぶにしこりのあるとき

痛風のサインです。痛風の原因となる尿酸の結晶はカラダの末端にたまりやすく、耳たぶにもたまるのです。

・目のクマが消えないとき

腎機能低下の可能性があります。腎臓の機能が落ちると血中の老廃物のろ過機能も低下しますが、老廃物のたまった血液が、皮膚の薄い目の下に見えているのがクマなのです。
通常睡眠不足のクマは2~3日で消えますが、長引く目のクマは腎機能低下のサインです。

・手の甲の静脈

手の甲の静脈が浮き出ていること自体は問題ありませんが、手を心臓より高くあげても血管のふくらみが消えない場合は、血液の循環障害の可能性があります。心臓・肺・腎臓など、臓器の障害を疑いましょう。

・慢性的な口元の荒れ(口角炎)

口角炎が治りにくいのは、ビタミン吸収が悪いと推測されます。そのような場合胃炎や胃潰瘍によるビタミン吸収障害の疑いがあります。

顔でわかる病気のサイン

・動脈硬化の疑い
→黒目の周り(角膜の上の縁)に白い輪が出てくる。
・甲状腺機能低下の疑い
→眉毛の外側3分の1が薄くなる。
・肝機能低下の疑い
→お酒を飲んで、鼻が赤くなる。
・糖尿病のサイン
→耳下腺が腫れる。

四十肩・五十肩の危険度チェック

「危険レベル1」
背中で手を組む肩クロスが、両肩ともできるかどうか確認してみましょう。(指先が触れればOKです)
これは、肩の関節の可動域をみる検査で最も難しい動作です。これができれば問題ありません。
「危険レベル2」
カラダの正面で肘を直角に曲げて、両腕を水平に90度開きましょう。両肩とも痛みがなく90度開けばOKですが、できない人は要注意です。
「危険レベル3」
手を背中にまわし、腰の高さより上にあげます。
この動作で痛みが生じるときには、医師に相談して下さい。
マッサージなどは一時的な痛みの緩和には有効ですが、四十肩、五十肩は病気(関節痛)ですので、早めに医師に相談しましょう。

四十肩、五十肩予防に!ドクターおススメ「アイソメトリック運動」

(1) 両腕を胸のところで左右に7秒間引っ張ります。
(2) そのまま両腕を、頭の後ろで左右に7秒間引っ張ります。
(3) 手の平をあわせて、両手を胸の前で7秒間押します。

四十肩・五十肩は肩の筋肉の衰えが原因です。
無理しない程度に鍛えることが大切です。