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第56回(5/27)

正しい姿勢で健康に!
カラダのバランスアップ術

ゲスト RIKACO

人間が健康な生活を送るためにはカラダのバランスがとても大切です。バランスが良いというのは、重心がカラダの中心にあって安定した状態のこと。重心がずれていると、重心を戻そうとする無意識の力がカラダに余分な筋力を使わせて負担になり、肩こりや腰痛などカラダの不調の原因になってしまいます。
この良いバランスのカギとなるのがカラダの姿勢。そして良い姿勢を保つためには首の筋肉、腹筋、背筋といった筋力が欠かせないのです。

日常の中で良い姿勢のための筋力をつける方法

「小笠原流礼法」の座り方
この座り方の特徴は、上体がとても安定していることです。
(1) まずは良い立ち姿勢を作りましょう。両足のかかと、つま先を揃えて立ちます。
(2) あごを引き、上体をまっすぐにします。
(3) 片方の足を半歩後ろへ引き、そのまままっすぐ体を下ろし、片方のヒザをつきます。
(4) もう片方のヒザをつけ、両ヒザをそろえます。この時つま先は立てた上体で、両足のかかと、つま先をつけます。
(5) 片方ずつつま先を伸ばし、正座します。

この座り方で鍛えられるのは、上体を支える筋力やおしりの筋肉、太ももの筋肉。きれいな姿勢を保っているということは下半身がしっかりしているということなのです。

・ 太極拳を取り入れた体操
(1) 腰をおとし、指を組んで腕を前に伸ばします。
(2) 手を上に持ち上げた後、体をゆっくりと前に倒します。
(3) 体を起こしながらヒザを抱え、片足で立ち、手足を横に出します。

この体操は左右2回で1セットです。1日3セットで筋力アップが期待できます。足元がふらつく人は、イスにつかまって行って下さい。
太極拳のゆっくりした動きは、バランス機能を向上させてくれます。またゆっくりした体重の移動動作で、カラダの内側の筋肉を使うので全体にバランスよく筋力がつきます。