第52回(4/29)

GWもおすすめ!心もカラダもリフレッシュ!
森林浴の健康効果

ゲスト 原日出子

森の空気を浴びる森林浴はこれまでもカラダによいとされてきました。ドイツでは19世紀後半頃、自然療法として「森林散策」が確立されています。
科学的にも、森林浴によって、免疫力を担う細胞(NK細胞)が活性化されることがわかっています。
また、森の空気に含まれる「フィトンチッド」という物質は人をリラックスさせる効果があると言われています。
この「フィトンチッド」は植物が出す香りの物質で、活発に流れる脳の血流量を適度に抑える効果があり、これにより脳やカラダがリラックスするのです。
このように森林浴は、木々や葉などの森の風景を見る視覚、小川のせせらぎや小鳥のさえずりなどを感じる聴覚、そして植物の香りによる嗅覚、これらの感覚がトータルに人に効いて、人をリラックスさせてくれるのです。

森の達人おススメ!森林浴の効果を高める『森林浴健康活用術』

ポイント(1) 木の種類
スギやヒノキなどの針葉樹の方が、広葉樹よりもフィトンチッドの量が多いので、森林浴には針葉樹の森がおススメです。

ポイント(2) 時間帯
午前中の方が森林浴効果が高いと言われています。
午前11時くらいまでは気温の上昇が少なく空気の動きもゆるやかなので、フィトンチッドが拡散されにくいのです。
また、雨にあたるとその刺激を受けてフィトンチッドが多く放出されるので、雨上がりも良いでしょう
これからの季節は一年の中でもフィトンチッドが増える時期なので、森林浴にはおススメです。

ポイント(3) 楽しむ方法
落ち葉がたくさんある場所で、シート等を敷いて横になってみましょう。落ち葉等の臭いを感じ、森とひとつになったような感覚が味わえます。
実はこれにも健康効果があります。フィトンチッドは揮発性物質ですが空気より重く、放出後時間がたつと地面にたまりやすい性質があるのです。仰向けになって深呼吸すると、地面にたまったフィトンチッドたっぷりの空気を吸い込め、よりリラックス効果を得られるでしょう。

森林浴の注意点

・虫よけのため、長袖・長ズボンを着用しましょう。
・安全のため、複数で出かけましょう。
・5月中旬までは、まだヒノキやスギの花粉が飛んでいます。花粉症の方は注意して下さい。