第51回(4/22)

めざせ予防の達人!知ってトクする健康診断

ゲスト 谷隼人・松岡きっこ

来年度から40歳以上の受診が義務化される健康診断。受診していない人も多いのが現状ですが、自分の今の健康状態を知るためにも、1年に1回は健康診断を受けることが大切です。

一般的な血液検査項目についての検診結果の見方

・血中脂質検査
この検査は生活習慣病に直接関わる項目です。
HDLコレステロールは一般的に善玉とよばれ、余ったコレステロールを回収する働きをします。
LDLコレステロールは一般的に悪玉とよばれ、血中にコレステロールをばらまきます。そのため、LDLの率が高くなると、動脈硬化になる危険があるのです。
また、コレステロールは細胞や血管の材料になる必要不可欠なものなので、総コレステロールが低すぎると、血管がもろくなってしまいます。

・血糖検査
主に糖尿病の危険を調べる血糖値ですが、血糖値が低すぎると膵臓に腫瘍がある恐れがあります。
膵臓から分泌するインスリンは血糖値を下げるのですが、腫瘍はインスリンを過剰に分泌させるので、腫瘍ができると血糖値が低下するのです。

・肝機能検査落
この検査で調べるのは、肝細胞が傷付くと増える酵素の値。
酒やウィルス等原因によって項目が分かれており、障害が起こると値が高くなります。また、これらの検査では肝臓だけでなく、膵臓や胆のうの状態もチェックできます。

・腎機能検査
尿酸値が高いと痛風や腎機能障害だけでなく、動脈硬化の恐れもあります。

健康診断の賢い受診心得四か条

(1)検査前の飲食に注意。
   なるべく普段通りの食生活を心掛けましょう。
(2)結果に一喜一憂しない。
(3)検査場所はなるべく変えない。
(4)30代以上は追加の検診を。
   男性の30〜40代なら胃・肺・大腸ガン、50代以上ならそれに加えて前立腺ガンの検査。
   女性の30〜40代なら乳ガンや子宮ガン、50代以上なら骨粗鬆症の検査がおススメです。

健康診断豆知識

・健康診断の始まりは、明治11年に子供を対象に行われた「活力検査」だと言われています。当時の検査では腕の長さや、力こぶの大きさを測定したそうです。
・鳥類は、腎臓で痛風の原因物質である尿酸を分解できないので、最も痛風になりやすい動物なのだそうです。