第45回(3/4)

体内浄化ですっきり 腸内環境改善のススメ

ゲスト 瀬川瑛子

有害物質が氾濫する現代社会。私たちのカラダの中にも、知らず知らずのうちに毒素が蓄積されています。
そんな毒素を排出するのに最も大切な器官が腸。カラダの中の毒素の75%が便によって排出されているのです。そのため、大腸の働きが弱くなると毒素が排出されず、ひどい時には血液の中に逆流して全身にまわってしまう恐れもあるのです。そんな大切な腸内環境を改善するためのヒントは、やはり食生活にありました。

レジスタントスターチ

「レジスタントスターチ」は腸内環境を整える食物繊維の一種で、加熱した米・豆・じゃがいもなどのデンプン入り食品が冷める時にできます。
通常、食物繊維には水溶性と不溶性のものがありそれぞれ異なった働きをしますが、「レジスタントスターチ」はその両方の働きを合わせ持っていて、野菜や果物に加えて摂るとより腸内環境を整えるのに役立つのです。
ここでポイントとなるのが温度です。加熱したデンプンは口から小腸までの間にほとんど消化、吸収されてしまいますが、加熱後冷ますとデンプンの構造が変化し、消化、吸収されにくいレジスタントスターチに変化します。するとレジスタントスターチは小腸を通り抜けて大腸の隅々にまで行き渡り、毒素を便とともに排出してくれます。レジスタントスターチは、「快腸デンプン」なのです。

「快腸デンプン」を含むメニュー例

ポテトサラダ・かぼちゃの煮物・大学いも・すし・赤飯・おはぎ・おにぎり・麺類(冷たいもの)
このような食品を、食生活のバランスを考えながら継続的に摂るのが腸内環境改善のヒケツです。また、快腸デンプンを摂るには冷蔵庫で一晩置くのが理想的です。レンジ等で再加熱すると快腸デンプンは消化されやすい形に戻ってしまいますので注意しましょう。

「快腸デンプン」のパートナー「善玉菌」

レジスタントスターチは善玉菌のえさになるので、えさと菌を一緒に食べることがよりよい効果を発揮させる方法です。
善玉菌はヨーグルト・キムチ・ぬか漬け等の乳酸菌食品に含まれますので、これらのものと快腸デンプンを一緒に摂ると良いでしょう。おススメは「バナナヨーグルト」!
バナナは生の状態でも快腸デンプンを含みます。完熟したものより青っぽいバナナの方に、より多くの快腸デンプンが含まれていますよ。

「腸」豆知識

・大腸の一部に含まれる盲腸。盲腸は本来白血球などがたくさん集まって、腸を守っている場所。カラダ全体のためにはあった方がいいものなのです。
・大腸を広げた表面積はおよそA3用紙二枚分(約0.2m2)。 これに対して小腸を広げた表面積はおよそテニスコート一面分(約200m2)。これは小腸には消化活動を行うためのヒダが多いためなのです。