第37回(1/7)
最新版!メタボリックシンドロームスペシャル
ゲスト | 松崎しげる、ブラザートム、清水ミチコ |
内臓脂肪の蓄積が脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こしやすくする状態がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。
内臓脂肪型肥満に加え、高血圧、高血糖、高脂血症の三大危険因子の内二つにあてはまる人がその診断基準となります。
この内臓脂肪の蓄積を知る目安となるのが、おへその位置でのウエストサイズで、男性85cm以上、女性90cm以上と言われています。ただこれはあくまでも目安で、この基準値より小さくても内臓脂肪が蓄積されている人はいるのです。
そこで次のような方法で内臓脂肪の蓄積度をチェックしてみて下さい。
内臓脂肪蓄積度チェック
『危険レベルA』
仰向けになって寝て両足を揃えてあげ、ヒザを曲げずに8の字が書けますか?
これができない人は腹筋が弱っている証拠です。腹筋はお腹の防波堤。腹筋が弱い人は内臓脂肪が溜まりやすいのです。
『危険レベルB』
イスに座った状態でヒザにおでこがつきますか?
内臓脂肪が溜まってくると前屈運動が難しくなります。お腹を丸められない人は、内臓脂肪が溜まっている可能性が大アリです。
『危険レベルC』
3か月以内にベルトの穴が一つ以上増えていませんか?
皮下脂肪は長期間、内臓脂肪は短期間で溜まるのが特徴です。3か月でベルトの穴が一つ増えてしまったら、そのほとんどは内臓脂肪と思って間違いないでしょう。
いかがでしたか?この危険な内臓脂肪を減らすにはとにかく食生活と運動が重要です。そこでメタボリック症候群保有率全国ランキングで男女共最小の新潟で見つけた、メタボリック解消の健康食材をご紹介しましょう。
神楽南蛮(かぐらなんばん)
新潟の伝統野菜で、見た目、味ともピーマンによく似ています。この中ワタに含まれる辛味成分カプサイシンには、代謝を促進し脂肪を燃焼する効果があります。
板粕(いたがす)
日本酒を作る際にできる、板状の酒粕のことです。粕漬、粕汁、焼き粕などにして食べます。酒粕の酵母には脂肪やでんぷんの吸収を抑える働きがあり、肥満や糖尿病など生活習慣病予防に効果的です。
金糸瓜(きんしうり:別名なます瓜)
動脈硬化を防ぐ食物繊維や、血管を若く保つビタミンCやカリウムなど血圧コントロールに役立つ成分が豊富に含まれており、高血圧予防に効果があります。
また1月7日は七草がゆの日ですが、この七草にもメタボリック解消に有効な成分が含まれています。
セリ(セリ科)⇒ 血圧降下、抗糖尿病、利尿、便秘
同じ効能が得られる野菜は・・・ ほうれん草
共通する成分・・・・・・・・・ カリウム
ナズナ(アブラナ科)⇒ 血圧降下、動脈硬化、消化促進
同じ効能が得られる野菜は・・・ 人参
共通する成分・・・・・・・・・ β―カロテン
ゴギョウ⇒ 抗糖尿病セキを鎮める、たんを切る
同じ効能が得られる野菜は・・・ 春菊
共通する成分・・・・・・・・・ α―ピネン
ハコベラ(ナデシコ科)⇒ 血圧降下、利尿
同じ効能が得られる野菜は・・・ 小松菜
共通する成分・・・・・・・・・ カリウム
ホトケノザ(キク科)⇒ 血圧降下、胃潰瘍予防
同じ効能が得られる野菜は・・・ キャベツ
共通する成分・・・・・・・・・ ビタミンU
スズシロ(アブラナ科)⇒ コレステロール低下
同じ効能が得られる野菜は・・・ 大根
※根も葉も両方使う
スズナ(アブラナ科)⇒ コレステロール低下
同じ効能が得られる野菜は・・・ カブ
※根も葉も両方使う
それでは最後にメタボリック解消のためのトレーニング、
「コアトレーニング法」をご紹介しましょう!これはカラダの中心(コア)にある大きな筋肉(例えば腹筋・背筋・上腕筋・大胸筋など)を鍛えることで、効率よく脂肪を燃やしてくれるというトレーニング法です。ゆっくりとした動作で息を止めずに行うと効果的です。
『ぞうきんしぼり』
・足を肩幅に開き、胸の中心に指先がくるように腕で輪をつくり息を吸います。
・息を吐きながら身体をひねり、普通の呼吸で5秒間キープします。
・息を吸いながら元に戻します。これを左右それぞれ10回ずつ行って下さい。
『イス腹筋』
・イスに背筋を伸ばして座ります。このときヒザの後ろにコブシ1個分入る深さになるようにして下さい。
・床から両足を浮かせて10秒間キープします。両足ができない人は片足からでもOKです。
『横V字』
・横向きにまっすぐ寝て、手を床に添えます。
・息を吐きながら足を45度の角度にあげ、5~10秒間キープします。これを左右それぞれ10回行って下さい。
これらのコアトレーニングを合計1回3分を目安に行いましょう。また毎日1分間の足踏み体操を加えると筋肉の代謝量が大幅にアップします。是非お試し下さい!足踏みをする時にヒザを高く上げ、手を大きく振るのがポイントですよ。