第35回(12/17)

年末のあなたを救うみそ汁パワー!〜二日酔いをおいしく乗り切る方法〜

ゲスト 石倉三郎

日本人の国民食とも言える味噌汁。昔から「味噌の医者いらず」と言われるほど様々な健康効果があり、ガンや胃潰瘍の予防、コレステロールの抑制、老化予防や脳卒中の予防など今では科学的にその効果が実証されています。
しかし味噌汁にはこれ以外にもまだ秘められた健康パワーがあるのです。それが二日酔いをすっきりと解消させる効果!もともと大豆には肝機能をアップさせる働きがあるのですが、味噌は発酵という段階を経る事によってその作用がさらにアップするのです。
日本全国に様々ある味噌汁ですが、中でも二日酔いに効果抜群なのが高知県の「どろめ汁」。「どろめ」とはイワシの稚魚、すなわち生のシラスの事です。

「どろめ汁」の作り方

どろめを昆布やかつお節と一緒に水の状態から鍋に入れてダシをとり、最後に合わせ味噌で仕上げます。
生のシラスが手に入りにくい場合は、シラス干しやちりめんじゃこなどで代用することもできます。

この「どろめ汁」、水の状態から入れてダシをとる事により、二日酔い解消に効果のあるアラニンやグルタミンがじっくりと溶け出すのです。また骨をまるごと食べることで、二日酔いの時に陥っている低カルシウム血症の状態を改善する効果もあるのです。二日酔いの朝だけではなく、夜飲んでも、翌朝のお酒の残り方が違うということです。

日本各地の味噌汁とその健康効果

・石狩汁(北海道)
 鮭に含まれるアスタキサンチンが眼精疲労を和らげてくれます。
・イナムドゥチ(沖縄県)
 沖縄風の豚汁。ビタミンB1が疲労回復に効果あり。
・呉汁(熊本県)
 すりつぶした大豆を入れたヘルシーな味噌汁。ダイエットに。
・あぶら麩の味噌汁(宮城県)
 あぶら麩の原料小麦グルテンが脳を活性化。ボケ防止に。
・芋がらの味噌汁(島根県)
 芋がらとはさといもの茎を乾燥させたもの。カリウムが余計な塩分を排出してくれます。高血圧予防に。
・かじめの味噌汁(長崎県)
 かじめとはコンブ科の海藻のこと。海藻ポリフェノールが活性酸素を除去してくれます。生活習慣病予防に。
・せんべい汁(岩手県)
 南部せんべいに含まれるセラミドが肌に潤いを与えてくれます。美肌効果に。
・ワニ汁(広島県)
 ワニとは方言でサメの事。サメ肉に含まれる脂質がガン細胞の生成、増殖を抑制してくれます。ガン予防に。

味噌汁と言うと塩分が気になる方もいるかもしれませんが、日本人の塩分摂取量の目安は1日10g。それに対して味噌汁一杯に含まれる塩分量は約1.4g。それほど気にしなくてもいいようです。