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特集アーカイブ 5時台特集

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2018年7月2日

こころの歳時記 7月 ~美しい自然でつづる日本の四季~

取材先 / 神宮内宮、神域の森、神宮宮域林、
その他の里山や里海など
所在地 / 三重県伊勢市、南伊勢町、志摩市、
岐阜県多治見市、長野県塩尻市ほか
連絡先 / 神宮司廳(非公開)

伊勢神宮の神事や美しい日本の四季と自然を映像で表現する「映像歳時記」。
7月頃から真夏にかけて海辺で咲くハイビスカスの仲間がハマボウ。
7月2日は半夏生(はんげしょう)。ハンゲショウという花もありますが、半夏生の謂れは、カラスビシャク(別名半夏(はんげ))が生える頃から。農家の節目の時季です。
7月7日は二十四節気の「小暑」。これから本格的な夏を迎える暦です。
湧水湿地では、ハッチョウトンボやヒメタイコウチ、モウセンゴケなど、湿地でしか生きられない貴重な生きものたちが健気に暮らしています。
真夏でも高い木々が日差しを遮り、意外に涼しいのが伊勢神宮。全部で125もある宮社の中で、夏でも涼しい内宮参拝のモデルコースをご紹介。
最初に参拝したいのは瀧(たき)祭神(まつりのかみ)。五十鈴川と水の神様で、正宮の天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)に取り次いでくれる「とりつぎさん」として伊勢の人から親しまれています。
続いて、内宮正宮の天(あま)照(てらす)大御神(おおみかみ)を参拝。さらに、天照大御神の荒(あら)御魂(みたま)を祀る荒(あら)祭宮(まつりのみや)を参拝します。荒御魂とは神様の荒々しい活動的な働きの事です。
島路川を渡った風(かざ)日祈宮(ひのみのみや)は、蒙古襲来を大風で撃退したとされる風の神様。
五丈殿の東側に石畳と石神さまだけが祀られた不思議な神様が四(みやの)至(めぐりの)神(かみ)。
社殿も看板も何もないので知らずに通り過ぎる人も多いのですが、内宮神域の四方の境界を守る内宮の重要な神様で、二拝二拍手一拝でお参りします。
7月23日は「大暑」。一年で最も暑い時期の始まりです。この時期、避暑地の高原で不思議な口笛のような音がするのは、「ウソ」のさえずり。冬場は都会の公園にも現れますが、夏は高原の森で子育てするうらやましい小鳥です。