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第313回(7/1) ひざ裏

ゲンキスチューデント:岡田結実
ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:川村明

年を重ねると、肩こり・腰痛・股関節の痛み・疲れやすい等々、身体のあちこちに様々な不調が現れますが、実は元気と不調の分かれ道は、「ひざ裏」にありました。そこで今回は、元気の秘訣「ひざ裏」を徹底リサーチします。

ひざ裏の硬さチェック

ひざ裏が硬くなって伸びなくなると、ひざが曲がったままになり、身体が歪んで不調の原因になります。そこで、簡単にひざ裏の硬さをチェックできる方法をご紹介します。

〈ひざ裏の硬さチェック法〉
・脚を伸ばし、背筋をまっすぐにして床に座る
・ひざ裏にテレビのリモコンを差し込む

床とひざの裏の間に隙間が空いていて、リモコンがスーッと入ってしまう場合は要注意!ひざ裏が2cm以上床から浮いている状態です。すでに身体が歪み始めているかもしれません。さらに危ないのは、500mLのペットボトルが入る場合。ひざ裏が5cm以上床から浮いており、危険度MAX!コリや痛み、疲れ、冷え性など、すでに様々な症状に悩まされていませんか?

「ひざ裏」が身体の不調につながる理由

ひざ裏がまがったままになると、骨盤が後ろに傾いて背中も曲がり、首が前に突き出る悪い姿勢になってしまいます。このように、関節の一部が曲がる事で隣り合う部分に影響を及ぼし連鎖的に曲がってしまう事を「運動連鎖」といいます。それにより、首や、肩、背中、腰などのあちこちに痛みが起こり、肩こりや腰痛、股関節痛など様々な身体の不調につながるのです。さらに、ひざが曲がっていると、太ももの前部分にある大腿四頭筋は酷使され、また太ももの後ろ側のハムストリングは衰えやすくなります。この状態が長く続くと下半身のバランスが崩れ両方の筋肉が凝り固まり、衰えてしまいます。しかも、上半身を正しく支えられず身体がどんどん歪み続けてしまうのです。
また、下半身(ふくらはぎ・足)は第2の心臓と言われており、ひざが曲がると全身の血流にも影響を及ぼします。血流が滞ると、冷え性、便秘、乾燥肌、認知症などにもつながる可能性があります。

ひざ裏の硬さ改善法

1日わずか3分で、ひざ裏を柔らかくし、身体の不調を改善する簡単ストレッチ法をご紹介します。

〈ひざ裏伸ばしストレッチ〉
▼壁に向かって立ち、脚を前後に開く
▼手を肩の高さ、肩の幅で壁に両手をつく
▼手と手の間をまっすぐ見る
ポイントは、つま先はまっすぐ前を向け、ひざ裏が伸びるように後ろ足をピンと伸ばす事です。この時、足の幅を調節して気持ちいい位にし、かかとを浮かさないようにしてください。これが基本姿勢です。
▼基本姿勢を保ち、息を吐きながら5回壁を押す
▼ひざ裏を伸ばし、息を吐きながら5秒間壁を押す

ストレッチのベストタイミングは、お風呂あがり!1日3分行うのが基本ですが、忙しい場合は、5秒間壁を押すだけでも効果があります。ひざや腰などに疾患がある方は、かかりつけ医の指示に従ってください。
しっかり行えば、ストレッチ効果だけでなく、筋肉のトレーニングにもなり運動効果抜群です。