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第277回(10/8) 目の疲れ

ゲンキスチューデント:泉里香
ゲンキリサーチャー:ザ・たっち
ドクター:井上賢治

パソコンやスマホの普及で、目が疲れている現代人。疲れ目を放置しておくと、目のかすみや充血だけでなく頭痛や肩こり、イライラなど全身の不調につながることもあります。そこで今回は疲れ目を撃退する方法を徹底リサーチ。さらに疲れ目の先にある眼精疲労にも迫ります。

疲れ目とスマホ

目の焦点を合わせる筋肉「毛様体筋」。私たちの目の疲れはこの毛様体筋が緊張することで起こります。その緊張度合いは近くのものを見ると強くなるため、近くのものを見ている時間が長ければ長いほど目に疲れが溜まることになります。
さらに、私たちが毎日のように使うスマートフォン。このスマホの画面はバックライトによって照らされていますが、バックライトは人の目では追い付かないくらい短時間に明るくなったり暗くなったりを繰り返し、明るさを調節しています。そのバックライトに対し目の筋肉がうまく対応できていないため、負担がかかってより疲れてしまいます。
またスマホを使っているときは瞬きの回数が減るため、目の疲れにもつながるドライアイという症状を引き起こします。ドライアイは涙が減ったり、涙の質のバランスが崩れたりして目の表面が乾いてしまう状態です。ドライアイは見え方にも影響するため、それを無意識に補整してさらに目が疲れやすくなっているのです。

そんな目の疲れを軽減するのに必要なのが適度な休憩です。スマホなどを見るときは15分に1回、1分程度の休憩を挟むだけで目の疲れが大幅に軽減します。目をつむったり、遠くを見たりして毛様体筋を休ませましょう。ガムを噛むのもおススメです。また蒸しタオルを目の上に乗せるのも効果的です。40度程度で3分ほど温めましょう。

疲れ目とメガネ

スマホとは別に現代人の目を疲れさせている意外な物が、メガネです。メガネやコンタクトレンズは1回作るとそれほど頻繁には度数を変えませんが、度数のあっていないメガネは目の疲れの原因になります。
また40代〜50代にかけては老眼になる人が多いですが、老眼に気付かず生活していると目が疲れやすくなります。いつの間にか老眼になっていないか、1年に1回は眼科で検診を受けることも大切です。

眼精疲労

眼精疲労は目の疲れや痛みに加え、頭痛や食欲不振などが起こります。進行するとイライラや不安感も現れ、うつ状態になってしまうこともあります。
最近増えているという眼精疲労ですが、その原因となるのが「外斜位」。これは一見左右の目は同じ位置にあっても、目を休ませると外側に動いてしまう状態です。目を開けている時は無意識に正しい位置に目を移動させているため、目の筋肉が緊張した状態になっています。「外斜位」は多くの人にあると言われ、スマホが普及してから眼精疲労を訴える人も多いと良います。症状が気になる方は斜位を疑って、眼科で検査を受けてみるのも良いでしょう。
治療にはプリズムメガネなどが処方されます。光の屈折を利用し、目に負担をかけずに物が見えるよう調節されたレンズが使用されています。