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第274回(9/17) 長寿

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ゲンキスチューデント:滝裕可里

9月18日は、お年寄りを敬う敬老の日。健康で長生きしたいのは多くの人の願いです。そこで今回は、ゲンキなスーパーシニアを大特集。
皆さんに共通する意外な健康長寿の秘訣を新発見しました。それは筋トレでも管理された食事でもなく、もっと身近にあることなのです。
気になるフレイルチェックも大公開。寝たきりと健康長寿の分かれ道をお教えします。

フレイルチェック

フレイルとは「虚弱」を意味する言葉。とても健康というほどでもなく、要介護ほど弱ってもいない状態のことです。この期間をどう過ごすかによって健康寿命が大きく左右されると言います。自分がフレイルに該当するかどうか、さっそくチェックしてみましょう。

全部で11問ありますが、まずは「はい」の場合赤マルを付けてください。
(1)物忘れがすごく気になる。
(2)お茶や汁物でむせる。
(3)昨年より外出回数が減っている。
次の(4)からは「いいえ」の場合赤マルを付けてください。
(4)健康に気を付けた食事を心がけている。
(5)野菜と、肉または魚の主菜を両方、毎日2回以上食べる。
(6)さきいか、たくあん等の固さの食品を噛みきれる。
(7)30分以上の汗をかく運動を週2日以上、1年以上している。
(8)歩行または同等の身体活動を1日1時間以上している。
(9)同年代の同性と比べて歩く速度が速い。
(10)1日1回以上は誰かと共に食事をする。
(11)自分は活気にあふれていると思う。

赤マルが6つ以上の場合、フレイルに陥る可能性があります。
けれども、たとえ6つ以上赤マルがあっても心配はいりません。フレイルの時期で一番大切なのは間に合うという事。頑張れば様々な機能を取り戻せます。フレイルに気付き、生活改善が早ければ早いほど大きく戻れるのです。

81歳の現役ウインドサーファー中村さんは、サーフィンデビューはなんと64歳の時。衰えていた身体能力をもう一度取り戻すため、少しずつ体力作りをしてきました。今ではサーフショップの最年長サーファーとして人気者です。

フレイルチェックは自分の弱いところを見出すものですが、そこで気付いて少しでも赤を青にしていこうと考えるか、あるいはもう歳だからとあきらめてしまうのか、そこが分かれ道になるのです。

社会性

最新の研究では、心や身体のケアと並んで社会性もフレイル予防にとても大切だということがわかってきました。
90歳で、東京卓球選手権大会90代の部で準優勝した萩原さんの場合も、身体能力に加え常に身だしなみに気を使っているというところが大きな注目ポイントです。社会との接点をなくしてしまうと運動量も少なくなり、食事もおろそかになる傾向が強いと言われます。まずは玄関の扉を開け、外に出てみるのがとても大切です。

好奇心

82歳の現役プログラマー、若宮さんは、なんとアップル社のティム・クック氏から史上最高齢のプログラマーとして紹介され大きな話題になりました。若宮さんもコンピューターを始めたのは60歳ごろから。若宮さんの「何かを始めるのに遅いという事はない」という言葉が心に響きます。

単に健康増進のためだけに何かをやるというより、自分の好きなことに打ち込み、結果的にそれが健康長寿につながっているということが、今回登場したスーパーシニアの方々から伝わってきます。年齢を理由に何かを諦めたりすることもありません。いくつになっても好奇心を持ち、夢を追い続けることが健康長寿の秘訣なのかもしれません。