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第265回(7/16) むくみ

ゲンキリサーチャー:ヴェートーベン
ドクター:渡辺尚彦
ゲンキスチューデント:滝裕可里
ゲスト:大久保佳代子

朝起きると顔がパンパンだったり、夜になると脚が重かったり、多くの人が悩んでいるむくみ。体質的にむくみやすい人もいて、夏は注意が必要な季節です。そこで今回はむくみについて徹底研究。巷でウワサのむくみ解消法も検証しました。さらに私たちの身体にかくされたむくみ解消機能や、ただのむくみじゃない病気を見極める方程式もお教えします。

むくみとその要因

むくみは、血液中の水分が細胞間に浸み出し、その水分が何らかの理由で静脈やリンパ管に回収されないまま溜まってしまう状態です。

・むくみとアルコール
アルコールを摂取すると、それだけで毛細血管から水分が浸み出しやすくなります。またトイレが近くなってますます水分が欲しくなってしまうため、つい飲み過ぎてしまう夏場は要注意です。
・むくみと運動
第二の心臓と言われるふくらはぎには大きな筋肉群があり、それを働かせて静脈を圧迫したり解放したりを繰り返すことでポンプのように心臓まで血液を上げてくれます。そのため、むくみの特効薬はとにかく脚を動かすこと。静脈の流れを促進し、むくみを軽減してくれます。
・むくみと塩分
塩分を摂りすぎると血管内の塩分濃度が高くなり、それを薄めようと水を抱え込みます。すると血管内の液量が増大、膨張し、水が漏れ出してむくんでしまいます。
ちなみに塩分における夏のむくみ対策として押さえておきたいのが「おつまみ」です。ポイントは塩分排出効果の高いカリウムです。豆類はカリウムの含有量が高く、ビールのおつまみにはぴったりです。またアボカドもカリウムの含有量が非常に高い食材です。きゅうりや海藻もカリウムを多く含んでいるのでおススメです。
・むくみと体型
脂肪の多い体型の人は、摂取した塩分を上手に排出できず体内に溜めこむ傾向があります。すると塩を追いかけるように体内水分量が増え、むくみに繋がります。

むくみ解消法大検証

今回番組で検証したのは、ドライヤー温風温め、青竹踏み、着圧ソックス、貧乏ゆすり、そしてドクター考案のふくらはぎパンパン法です。
どれも効果がありましたが、一番効果が高かったのが「ふくらはぎパンパン法」でした。それぞれのやり方のポイントは次の通りです。

「ふくらはぎパンパン法」
両膝を立てた姿勢で、ふくらはぎを両手で挟むように手のひらで叩いていきます。少し痛いと感じるくらい強めに叩くと効果的です。ふくらはぎの裏側もパンチするようにグーで叩きましょう。

「貧乏ゆすり」
踵ではなく、つま先を上下させるようにします。

「ドライヤー温風温め」
あまりふくらはぎに近づけずに、心地よい温かさをキープしましょう。

「青竹踏み」
つま先を床につけたまま、踵を上下させます。椅子などで身体を支えると安定します。

「着圧ソックス」
パッケージに血行促進と段階圧力設計と表示があるものは、医療機関で使用されているものと同等の効果が期待できると言われています。また着圧ソックスには就寝時につけるものとそうでないものがあります。パッケージをよく読んで使用してください。

効果には個人差があります。自分自身にあったもので、無理がない範囲で行ってください。
今回試したのはいずれも第二のポンプである「ふくらはぎ」に働きかけるものでしたが、さらに効果をあげるためには第三のポンプである「呼吸」を働かせることも重要です。その方法は深呼吸するだけ。脚を動かしながら呼吸をすると、血流改善でむくみ解消に効果が期待できます。
筋ポンプ+呼吸ポンプをぜひお試しください。

顔のむくみ解消「ウンパニ体操」

顔のむくみも脚と同様に、筋肉を動かし静脈の流れを促すことで余分な水分が回収されむくみ解消につながります。
(1)口をとがらせ目を見開いて「ウー」。
(2)顔が中心に集まるようなイメージで「ンー」。この時口角を上げるようにしましょう。
(3)驚いた顔で「パー」。顔の緊張を解放します。
(4)口角を思いっきりあげて笑顔で「ニー」。
これをリズムよく繰り返しましょう。1セット10〜20回。間隔をあけて3セット行うと効果的です。

注意が必要なむくみの方程式

寝ると治るようなむくみは心配ありませんが、一週間以上続くむくみは病気のサインである場合があります。

・脚のむくみ+おなかのむくみ=肝臓病
肝臓の機能が悪くなると、アルブミンという血管の中に水分を保持する成分が低下するためむくんできます。

・脚のむくみ+咳+動悸・息切れ=心臓病
心臓の働きが悪くなると血液がうまく流れなくなるため、脚のむくみの原因になります。さらに肺の中の血流も悪くなるため血管から水分が浸み出し、それを体外へ排出しようと咳が出ます。