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第247回(3/5) 股関節

ゲンキリサーチャー:えとう窓口
ゲンキスチューデント:中村静香

私たちの身体に260か所あるという関節。その中でも一番大きな関節が股関節です。股関節は歩く、立つなどの行動に必ずと言っていいほど関係するため、普段から酷使しています。さらに股関節の痛みなどの病気は日本人が先天的に起こりやすのだそうです。そんな股関節の悩みのカギを握るのは股関節の柔軟性。そこで今回は股関節について大研究。股関節から健康になる方法をお教えします。

股関節の柔軟性と転倒

高齢者に多い大腿骨頚部骨折。特に女性に多く見られ、ヒザを強打したり、ちょっとひねったりしただけでも起こります。しかも一度起こると治りづらく、寝たきりになったり認知症を発症するきっかけになったりすることもあるので特に注意が必要です。
転倒を防ぐポイントとなるのが股関節の柔軟性です。股関節がうまく使えないと脚が上がらずつまずいたり、転びそうになったとき最後の一歩が出ずに転倒してしまうことになります。

・すり足
すり足の人は脚をあげて歩いていないため、歩幅が狭くなっている傾向があります。実際に歩幅の広さを測定してチェックしてみましょう。
できるだけ大股で二歩あるき、スタートからつま先までの距離を身長で割った数字が「2ステップ値」となります。この値が1.3に満たないと脚の上がりが悪く、転倒の危険度が高くなります。

・立ち上がり時の前傾姿勢
立ち上がってから動きだしの時に体が前傾姿勢になっていると、アクシデントがあっても踏ん張ることができず、倒れてケガにつながる恐れがあります。
立ち上がるときは太ももの表とお尻の筋肉を使いますが、そのバランスが良い人は股関節をうまく使えるので、一度しっかり立ち上がってから動き始めることができます。しかしお尻の筋肉が硬く太ももの筋肉とのバランスが悪いと、股関節をうまく使えず体勢が前傾姿勢のまま動き出すことになってしまいます。

股関節が硬いことで転倒しやすい場所〜室内編〜

(1)リビング
物が多くつまずく要素がたくさんあります。絨毯など気付かない小さな段差が多いので、しっかり立ち上がってすり足にならないように気を付けましょう。
(2)玄関
段差が多いだけでなく、家族の靴など転倒の原因が多い場所です。床が堅いため大けがにつながる危険もあります。
(3)階段
脚が上がらずつまずく人がほとんどです。股関節の柔軟性をあげ、ヒザを高く上げる努力をしましょう。
(4)寝室
起き抜けに転倒するのが多い場所です。一度立ち上がってから動き出すように心掛けましょう
(5)廊下
夜、暗い足元の小さな段差につまずく方が多いようです。脚を上げて歩くようにしましょう。

股関節の柔軟性を取り戻す!「クルトン体操」

(1)脚を伸ばして座り、片ひざの下に丸めたタオルを置きます。
(2)太ももを両手で持ち、かかとを軸に左右にくるくると10回程回します。その際に、脚を股関節から引っ張るようにしましょう。
(3)次にその脚をトントンと床に打ち付けます。
(4)クルクルトントンを10回ずつ3セット行います。
(5)もう片方の脚も同じようにクルクルトントン行います。
脚の力を抜いて手の力だけで行うのがポイントです。股関節が特に硬い方は、おしりの下や背中にタオルやクッションなどを置くとやりやすくなります。

クルトン体操で股関節の柔軟性を取り戻し、ケガの無い毎日を送りましょう。