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第238回(12/25) 肝臓

ゲンキリサーチャー:チャンカワイ
ゲンキスチューデント:佐野ひなこ
ゲスト:宮下純一

忘年会ラッシュのこの時期、皆さん飲み過ぎていませんか?肝臓が悲鳴をあげているかもしれません。
今回は、肝臓の健康をキープする秘策を福井県に見つけにいきました。肝疾患による死亡率が低く、男女共に3位なのが福井県です。名物のソースかつ丼を始め、揚げ物が大好きな福井県民。福井市はカツレツ購入額やコロッケの購入額が日本一です。でも揚げ物ばかり食べていると、肝臓に中性脂肪が必要以上にたまる「脂肪肝」が起こりやすくなります。なぜ福井県民の肝臓が元気なのか、徹底調査しました。

植物性タンパク質

油揚げの購入額も日本一という福井市。スーパーにもたくさんの種類の油揚げが山積みになっています。
この油揚げは豆腐なので、植物性のタンパク質です。
肝臓は解毒作用や栄養の代謝機能などを行う重要な臓器で、食事で摂ったタンパク質も肝臓で合成され全身に送り出されます。しかし動物性のタンパク質ではカロリーが高い上に、摂りすぎると脂肪肝などの原因にもなってしまいます。一方豆腐などの大豆食品は植物性のタンパク質で、厚揚げのように揚げてあっても比較的肝臓に優しい食べ物です。
さらに、仏教王国と言われるほどあちらこちらにお寺が建っている福井県は、子供たちの夕食も比較的落ち着いた和食が多く、精進料理などの植物性タンパク質を食べる文化が各家庭に根付いています。

おろし蕎麦

福井県独特のおろし蕎麦。太麺のそばを大根汁たっぷりのめんつゆでいただきます。蕎麦に含まれるコリンという成分は、肝臓に脂肪が付着するのを防ぐと言われています。
さらにここで注目したいのが大根。医者いらずとも言われる大根は、肝臓の解毒作用を助けてくれます。

ごぼう

越前市国中町で行われる「ごぼう講」という祭り。ごぼうを食べながら湯飲み茶わんにつがれた酒を、2時間の間飲み続けます。
ここでポイントとなるのがごぼうです。
食物繊維はごぼうで摂取するのが最も効果的と言われます。
食物繊維には水に溶ける水溶性と水に溶けない不溶性があり、この2種類をバランスよく摂取するのが良いのですが、野菜の多くが不溶性です。しかしごぼうは水溶性が豊富で理想的なバランスなのです。
便が溜まると有害物質が発生するため、それを解毒するために肝臓が働かなければなりませんが、ごぼうで便秘を防げば肝臓をいたわることもできます。
ごぼうの他にも、ヒジキや昆布からも良質な食物繊維を摂ることができます。

福井県名物の干し柿。お酒を飲んだ後に柿を食べるという人も多くいました。
柿の渋み成分のタンニンはアルコールの吸収を抑えるので、悪酔い防止にも二日酔いにも良いと言われています。

肝臓に優しい福井県の味覚。みなさんもおいしい日本の食材で、肝臓をゲンキにしましょう。