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第231回(11/6) 免疫

ゲンキリサーチャー:チャンカワイ
ゲンキスチューデント:岡井千聖

そろそろ寒さが本格化するこの季節。風邪などで体調を崩す人も多いのではないでしょうか。そうならないために大切なものが「免疫力」です。
今回は、免疫スペシャリストの先生おススメの食材や、免疫力がアップしやすいウォーキング法、さらには驚異の免疫力アップジュースなど、冬本場に備えて今からでも間に合う、免疫力アップ術に迫ります。

免疫力アップ術

「食事編」
(1)ヨーグルト
免疫のカギを握っているのは様々な免疫細胞ですが、中でも重要なのがナチュラルキラー細胞、通称NK細胞です。NK細胞には体内に侵入した細菌やウイルスをいち早く見つけ出し、倒す働きがあります。つまり免疫力を上げるには免疫細胞の活性率を高める必要があるのです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、免疫細胞が集まる腸内環境を正常にしてくれるため、NK細胞も活性化し免疫力もアップします。
ヨーグルトは1日にカップ1杯程度、朝に食べるのがベストです。

(2)キノコ類
免疫細胞にβグルカンがくっつくと免疫細胞が活性化するため、βグルカンを多く含むキノコ類も免疫力アップにおススメの食材です。
ただしβグルカンは熱に弱いため、あまり加熱しすぎてはいけません。
キノコを食べるならさっと炒めるだけのソテーや、煮汁ごと食べられる料理で摂取するのがおススメです。

「運動編」
(1)インターバル速歩
インターバル速歩とは、早歩きとゆっくり歩きを交互に3分間ずつ行う運動です。早歩きは息がはずむ程度の速度でやや大股で歩きます。ゆっくり歩きは散歩する程度の速さで、ストレッチをしながら歩くのもおススメです。早歩きとゆっくり歩きをそれぞれ3分5セット行いましょう。
またインターバル速歩を行った後30分以内にコップ1杯程度の牛乳を飲むことでより筋肉量が増え、さらなる免疫力アップが期待できます。
インターバル速歩をすると特に下半身の筋肉がアップしますが、NK細胞は温度が高いほど活性化するため、筋肉量が増え身体の熱量があがることで免疫力アップにつながるのです。

「睡眠」
質の良い睡眠も免疫力アップには大切です。NK細胞などは副交感神経が優位になる睡眠時に多く作られています。
質の良い睡眠を得るには、睡眠前の入浴も大切です。人が最も眠りにつきやすいのは体温が下がるタイミングです。お風呂に浸かって体温を上げておくことで、質の良い睡眠につながります。
湯船の温度は自分の平熱プラス4℃で、10分入るのがおススメです。

免疫力アップジュース

西台クリニック院長の済陽先生が考案した、免疫力を上げがんに打ち勝つ食事療法。その大きなポイントは、塩分の摂取を1日5g以下にすることと、野菜や果物を1日750g以上摂ることです。この方法を患者さんに徹底させた結果、手術後の生存率が改善されたのです。
今回は済陽先生おススメの免疫力アップジュースのレシピを教えていただきました。

「ドクターおススメ!免疫力アップジュース」
材料(2人分)
キャベツ・・・葉4枚
ニンジン・・・1本
レモン・・・1個
ハチミツ・・・適量
これらの材料をジューサーにかけて作りましょう。

レモンには強い抗酸化力を持つビタミンCが豊富に含まれています。ニンジンには腸の粘膜を強くするカロテンが多く含まれているため、NK細胞などの活性を促します。キャベツにはビタミンCの他、抗がん作用のあるイソチオシアネートという成分も含まれています。
毎日の食卓に、免疫力アップジュースを加えてみてはいかがでしょうか。