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第224回(9/18) 手足の病気

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:野地雅人

今回は、侮ると大変な手と足の病気についてお伝えします。私たちの暮らしに大きな影響を与える「手の痛み」。油断してひどくなると、何気ない日常の動作をするのも困難になります。自分の手は大丈夫なのか、今すぐできるセルフチェックで確認してみましょう。さらに私たちを支える足がしびれる、原因不明と言われた謎の病気の正体にもせまります。

手のセルフチェック

「手首の腱鞘炎チェック」
両腕を前に伸ばし、親指を内側にいれてグーを作り、そのままの状態で手首を下方向に曲げます。
これで手首に痛みを感じると、腱鞘炎にかかっている可能性があります。
普段から手を酷使する人がかかりやすい腱鞘炎ですが、最近はパソコンやスマホの普及で手を酷使する人が増えています。
痛みを放っておくと、最悪の場合炎症した部分が固まってしまい親指を動かすことができなくなってしまいます。

・腱鞘炎の治療方法
ステップ(1)固定して動かさないようにする。
ステップ(2)腱鞘の中に炎症を抑える注射をする。
ステップ(3)腱鞘を広げる手術をする。

・腱鞘炎の予防法
出来るだけ手を使いすぎないように、作業の合間に10分程度休憩を入れるなど工夫しましょう。少し手に違和感があるという場合には、仕事が終わったらすぐに患部を冷やして炎症を抑えましょう。1日の疲れをとるのにもおススメの方法です。

「ばね指チェック」
指の付け根部分を反対の手の親指で押し、押すと同時に指を曲げます。
同じ動作をすべての指で行い、痛みがあったり指がカクカクと動いたりする場合、ばね指(指の腱鞘炎)の可能性があります。
ばね指になりやすいのは、よく使う親指や物を握るときに力が加わりやすい中指、薬指です。治療法や予防法は手首の腱鞘炎とほぼ同じです。指先をよく使う方は注意しましょう。

「母指CM関節症チェック」
手の親指を上に向け、親指の付け根部分を反対の親指で押します。ここが痛いと母指CM関節症の可能性があります。
痛む場所や原因は手首の腱鞘炎と似ていますが、CM関節症は寒い時や天候が悪いときに痛くなるため、手首の腱鞘炎とは違い冷やしてはいけません。病名を自分で判断せず、気になる方は病院で検査しましょう。

「手根管症候群チェック」
両手の甲を胸の前で約30秒合わせ、指先のしびれをチェックします。手首付近の炎症などによって手根管が狭くなり、神経が圧迫されて起こるのが手根管症候群です。親指から薬指の半分までを支配している神経が圧迫されるため、その指がしびれます。

・手根管症候群の予防法
親指の付け根と小指の付け根を合わせるイメージで、親指と小指をくっつける動作を20回行いましょう。これは手根管を柔らかくするストレッチです。1日2セット、朝と晩に行うのがおススメです。

足根管症候群

足のくるぶしにある足根管が狭くなり、足の裏につながる神経が圧迫される足根管症候群。かかとを除く足の裏や指先がしびれるという特徴があります。加齢による骨の変形や足のむくみなどが原因で発症します。

・足根管症候群チェック
足の内側にある、くるぶしとかかとの間を指で押します。この時に指先や足の裏にしびれが出る場合は、足根管症候群の可能性があります。

危険な手足のしびれ

手足のしびれの中には、命に関わる重大な病気が隠れている場合もあります。その代表的なものが脳梗塞で、片方の手足がしびれるという特徴があります。

「脳梗塞セルフチェック」
両腕を前に伸ばして、目をつぶります。片方の手が下がったり内側に曲がってきたりすると脳梗塞の可能性があります。