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第222回(9/4) 血管

ゲンキリサーチャー:深沢邦之

血管内にたまる、プラークと呼ばれる脂肪。プラークは血液の流れを妨げ、放っておくと脳梗塞や心筋梗塞など取り返しのつかない病気を引き起こすこともあります。そうならないためにも大切なのが、血管を若返らせることです。
そこで今回は血管年齢若返り大作戦。血管年齢と身体の柔らかさの意外な関係や、血管年齢若返りのカギを握る「NO」を増やす方法などを大公開します。

血管年齢

血管が硬いと血圧が上がったり、破れやすくなったりします。血管が硬いということは血管が老いているということです。
血管の内側には知覚神経がないため自覚症状はまったくありませんが、自分の血管年齢を知る簡単な方法が前屈です。身体が硬い人ほど血管年齢も高くなります。身体が硬い人は普段から身体を動かしていないことが多く、血流が滞り血管が硬くなりがちなためです。

ストレスと血管年齢

血管年齢が老いる原因は、運動不足や食生活の乱れ、睡眠不足、そしてストレスです。ストレスで血管が縮んで血圧が上がり、内皮に傷がついてそれを修復しようとして血管が硬くなるという悪循環を繰り返すことで、コレステロール値が低くても血管が老化してしまいます。ストレスのない生活を送ることは血管にとっても大切です。

NO

血管年齢若返りのカギとなるのが一酸化窒素「NO」。NOは血管の内側で作られる物質で、血流が増えると分泌され血管を開いたり柔らかくしたりします。
血管年齢が若い人が多いという海女さんも、潜水によってNOが増えると考えられています。深いところで20メートルも潜る海女さんにはかなりの水圧がかかりますが、それが心臓を通常よりも大きく伸縮させます。するとポンプをギュッと強く押すように1回に心臓から送り出される血液の量が増え、その分NOが増加します。その働きで血管が広がって柔らかくなり、血管年齢が若いと推測されています。

ドクターおススメ!血管年齢若返り法

「その場で出来る運動編」
・下半身の運動
立ったまま、かかとの上げ下げをします。これがポンプの役割をして血液を上にあげます。
・上半身の運動
腕を組んで威張ったポーズで腕を上下に動かします。次に腕を開いて肘を後ろに押し出し、オーノー!のポーズで肩を上げ下げします。
これらの上半身の動きとかかとの動きを一緒に行うことで体内の血流が良くなります。威張ったポーズとオーノー!のポーズを朝晩10回ずつを目安に行いましょう。

「食事編」
食事の時は、野菜を最初に食べるようにしましょう。食物繊維が先に腸に入ることで、脂肪や糖の吸収を抑え、血糖値の急上昇を防ぎます。
番組で海女さんたちが食べていたところてんも同じような効果で、水溶性の食物繊維が多いため、摂り過ぎた糖や脂を排出して血管へのダメージを少なくしてくれます。
玉ねぎもおススメの食材です。玉ねぎは食べる30分前に切っておきましょう。玉ねぎを切ってしばらく放置しておくと、「セパエン」という物質などが作られます。セパエン類は血液が固まるの抑える働きがあります。30分も待てない場合はレンジを使いましょう。15秒レンジで温めるだけでも同じような効果が得られます。

血管年齢の改善は継続が大切です。無理のない自分に合った方法を続けましょう。