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第199回(3/20) エイリアン脂肪

ゲンキリサーチャーチャンカワイ
ドクター:池谷敏郎

日本人の死因第二位を占める心臓疾患ですが、今謎の心臓病が増えていると言います。
その発症にかかわっているのが「エイリアン脂肪」。
それは自覚症状もないまま心臓にはびこり、突然死をも引き起こすことがあるのです。
そんな強敵とどうやって闘えばいいのでしょうか。
今朝はエイリアン脂肪の正体と、その撃退法をお教えします。

エイリアン脂肪

脂肪といえば皮下脂肪や内臓脂肪が思い当たりますが、「異所性脂肪」と呼ばれる第三の脂肪があります。
これは本来つかない場所につく脂肪のことです。

エイリアン脂肪は、心臓の周りに付着すると細い血管を出して冠動脈に繋がります。
人間の体は本来あるはずのないところにたまったエイリアン脂肪を異物と判断し、白血球の一種であるマクロファージがこれを退治しようとして攻撃します。
そのときにマクロファージが出す「毒素」が、エイリアン脂肪から伸びた細い血管を通って冠動脈に流れ込み、逆に血管に炎症ができて動脈硬化を早めると考えられています。

昔より太った、特にお腹周りに肉がついたという人は、エイリアン脂肪がたまっている可能性があります。
もともとぽっちゃり型の人は脂肪を溜めこむ場所が多く、少し太っても脂肪がつくべき場所に収まる傾向にあります。
しかし痩せている人は脂肪も少ないため、溜めこむ空間があまりありません。
そのため急に太ると、本来つかないはずの心臓などに脂肪がたまってしまうのです。

エイリアン脂肪撃退法

エイリアン脂肪は付きやすい分、取れやすくもあります。
ドクターおススメの方法で撃退しましょう。
「池谷流 特製ジュース!」
炭水化物の食べ過ぎは脂肪を溜めやすくなります。
1食をジュースにして炭水化物の摂取を抑えましょう。
材料はニンジン1本半、リンゴ半分、レモン3分の1です。
これらの材料をジューサーにかけ、最後にアマニ油を適量入れましょう。シソ油やエゴマ油でもOKです。オメガ3系の油は脂肪燃焼の着火剤のような役割をしてくれます。
また脂溶性ビタミンは油を入れることで効率よく吸収できます。

「ゾンビ体操」
(1)姿勢を正して肩の力を抜き、お腹をへこませます。
(2)手の力を抜いて、その場でジョギングしましょう。腕を前後に力なく振りながら1分間続けます。
(3)リラックスして1分間走ったら、その場で30秒ウォーキングします。
1分間走って30秒歩くを1セットとし、これを3回繰り返します。
この状態で約3分のジョギングをすることになりますが、ウォーキングの3倍ほどのエネルギーを使いますので、約10分間のウォーキングと同じ運動量になります。
朝昼晩行えば30分歩いたのと同じ運動量になります。
廊下でも台所でも気付いた時に行い、エイリアン脂肪を撃退しましょう。