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第175回(9/27) 救命救急

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ゲスト:蝶野正洋

国民の24人に1人。これは1年間に救急車で搬送された人の数です。全国の救急車の出動件数は年々増えています。
そこで大切なのが、救急車が到着するまでに正しい救命処置がされるかどうかです。
今朝は、もしもの時の救命処置を分かりやすくご紹介します。

もしもの時!あなたはできる?救命救急。

・正しい119番通報
119番通報をしても必ずしも最寄りの消防署につながるわけではありません。119番通報をするときには、きちんと区から住所を伝えることが大切です。
また街で誰かに通報をお願いするときにも、はっきりと人を示して通報してもらいましょう。

・救急車が到着するまで
救急車が到着するまでの平均時間は8.5分。その間の応急処置が生死を分けることになります。それでは実際にどのような処置を行えば良いのでしょうか?一緒に考えてみて下さい。

(1)帰宅したら家族が倒れていました。意識があるかどうかわかりません。確かめるにはどうしますか?
A 身体をゆすって呼びかける。
B 肩をたたいて呼びかける。
C さわらずに呼びかける。
答え→B 肩をたたいて呼びかける。
まずは意識の状態を確認しますが、激しくゆすると首も頭もかなり動いてしまいます。首や頭はあまり動かしてはいけません。

(2)救急車を呼んだあと、患者をどのような体勢にしますか?
A 頭を高くして寝かせる。
B 足を高くして寝かせる。
C 横にして寝かせる。
答え→C 横にして寝かせる。
上を向いていると、嘔吐してしまった場合窒息の恐れがあります。横に寝かせた方が安全です。横に寝かせる形を昏睡体位と言います。
また痙攣している時に、タオルなどを口に入れた方がいいというのも間違いです。窒息の危険があります。

(3)家族がお風呂でおぼれました。まずすべきことは?
A 一人で引き上げる。
B 助けを呼ぶ。
C お風呂の栓を抜く。
答え→C お風呂の栓を抜く。
気が動転して引き上げようとする人が多いですが、まず栓を抜きましょう。

また、心肺停止の際に電気を流して心臓を刺激する「AED」は、全国のパブリックスペースにおよそ52万台が設置されています。
AEDが使用された場合の救命率は50.2%にもなります。

現在救急要請の増加も問題となっていますが、救急車を呼ぶかどうか迷ったときには、東京都などでは「#7119」にかけると看護師が対応してくれ、必要な時にはそのまま救急車を要請してくれます。各自治体でも同様のサービスを行っているところがありますので、確認してみて下さい。

また必要な時には、すぐに救急車を呼んで一刻も早く病院へ行くことが命をつなぎます。他人事と思わず正しい救命の知識を身につけましょう。