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第171回(2015.8.30)

むくみ

むくみ

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:丹野有道

女性なら誰しも気になるむくみ。しかし男性も甘く見てはいけません。
むくみには命にかかわる重大な病気が潜んでいるかもしれません。
今朝はむくみやすい人とむくみにくい人の違いから、むくみがサインとなる危険な病気まで、むくみについて徹底検証。
さらに、短時間でできる足と顔のむくみ解消法もご紹介します。

むくみ

まずはひざ下15cmあたり、すねの骨の内側を指3本で5秒間強めに押してみて下さい。くぼみが戻らない方はむくんでいます。

むくみは、静脈やリンパの流れが悪くなり、毛細血管から水分が染み出した状態の事です。足がむくみやすいのは、血液を心臓に運ぶ静脈の流れが重力の影響を受けるからです。
また朝、顔がむくむのは、日中下半身に溜まりがちな水分が、横になることで顔に流れるため。特にうつ伏せで寝ているとむくみやすいので要注意です。

むくみは、例えば足を動かさないでいただけで、男女を問わず誰にでも起こります。ではむくみやすい人とむくみにくい人の違いはどこにあるのでしょうか?
足の静脈の流れを良くするのに重要なのがふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎの筋肉は、収縮することにより筋肉に挟まれた静脈を圧迫し血液を速く押し流します。この筋ポンプと言われる動きが足のむくみに影響します。しっかりとした筋ポンプを使えるふくらはぎの筋肉をつけるということが、むくみ予防の点でも非常に大切です。
さらにむくみの予防として気を付けたいのが塩分です。塩分を摂りすぎると、体内では血中の塩分濃度を薄めようと組織や細胞から水分が引き込まれ、血液量が増加します。これがむくみにつながります。
ただし、むくみの多くは生理的なものなので身体に大きな影響をもたらすことはありません。

病的なむくみ

(1)足のむくみ+足の重だるさ=下肢静脈瘤の疑い
普通のむくみは一晩寝れば治ることがほとんどですが、むくみがとれない場合は下肢静脈瘤の可能性があります。
下肢静脈瘤の場合、なりやすい人は「立ち仕事が多い」「家族歴がある」「妊娠と出産を経験している女性」ということがわかっています。
女性の場合ヒールを履いているとふくらはぎの筋肉を上手に使うことができないこともあるので、たまには踵の低い靴を履いて適度な運動を行いましょう。

(2)足のむくみ+体重の急激な増加+尿の泡立ち=腎不全の疑い
腎臓は身体の中の水分や塩分の量を調節する機能があり、その機能が低下すると足のむくみや尿の泡立ちにつながります。

(3)足のむくみ+咳=心臓病の疑い
心臓病が悪化して心不全になると、肺もむくんでくるため咳が出るようになります。特に寝ている時に咳き込むような咳が特徴です。

病的なむくみの場合、水分や塩分を溜めこんで体液の量が増えていることが多いので体重も増加する傾向があります。毎朝体重を測って自分の体重の動きをチェックすることも大切です。

顔と足のむくみ解消法

むくみは顔や足などの血液の循環が滞ることで起きる症状です。血液の流れを良くするためには、身体の一部だけではなく身体全体の筋肉を動かすことが大切です。

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