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第168回(8/9) 脳梗塞

ゲンキリサーチャー:ヒデ
アシスタント英玲奈
ドクター:ト部貴夫

麻痺や言語障害、意識障害を引き起こす恐ろしい病気、脳梗塞。
夏は脱水によって血液の流れが悪くなり、脳梗塞を発症しやすい季節です。
今回は脳梗塞のサイン発見のカギや、脳梗塞を引き起こす5つの「過ぎ」についてお伝えします。

脳梗塞

脳梗塞には次の3種類があります。
(1)アテローム血栓性脳梗塞
頸動脈や頭の太い血管が、動脈硬化によって詰まります。
(2)心原性脳塞栓
心臓から血栓と呼ばれる血の固まりが流れ、血管を詰まらせます。
(3)ラクナ梗塞
脳へ入っていく、糸のような血管が狭くなったり詰まったりします。

どの梗塞も、血管が詰まるとその周囲の細胞が死んでしまいます。

脳梗塞のサイン

脳梗塞のサインは「さっきまでできたのに」、突然できなくなること。
例えば、手が動かなくなって箸を落とす、普通にしゃべっていたのに突然話せなくなる、顔が歪んでしまう、などの症状が挙げられます。
見極めるポイントは、普通にしていて突然起きるということです。

脳梗塞の症状で多い顔の歪み、手のマヒ、言語障害を表すのに、それぞれの頭文字をとって「FAST」という言い方をすることがあります。
最後の「T」は、TimeのTで、発症してから治療までに要する時間が早ければ早いほど良いということを表しています。
自分自身も、そして周りの人も、突然やってくる脳梗塞のサインを見逃さないようにしましょう。

脳梗塞を引き起こす「5過ぎ」

脳梗塞を引き起こす原因となる、日常生活での5つのポイントがあります。
(1) 働き過ぎ
(2) 飲み過ぎ
お酒を飲み過ぎると血管内が脱水状態になり、血液がドロドロになって中性脂肪も増えます。
(3) 食べ過ぎ
炭水化物を多く摂ると血糖値が上がります。
(4)吸い過ぎ
たばこは動脈硬化に影響があり、喫煙者の脳梗塞の発症リスクは吸わない人の約2倍になります。
(5)怠け過ぎ
運動不足が肥満などを招くことになります。肥満は発症した際の死亡リスクを高めます。

日常生活の「5過ぎ」に気を付けましょう。

また脳梗塞が多発する夏を乗り越えるために一番大切なのは、水分補給です。意識して多めの水分を補給するように心掛けましょう。
お茶やコーヒーなどは利尿作用があるため、水を飲むのがおススメです。
夏は寝汗もかきやすいので、寝る前にも水を一杯飲むようにしましょう。
さらに夜トイレに起きた際にも、水を一杯飲むことを心がけましょう。