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第157回(5/24) 紫外線

ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ゲスト:大地真央

気付かないうちに肌をむしばむ紫外線。
今から夏場にかけその強さはピークになります。
紫外線といえばシミやシワの原因になるというイメージがありますが、実はそれだけではなく紫外線を浴びるということがストレスになり、疲れを引き起こすということもわかっています。
今回は紫外線についての知識と身体への影響、そして正しい紫外線対策法をお伝えします。

紫外線による身体への影響

・シミ、シワ
肌が紫外線を浴びると、表皮の一番下にあるメラノサイトという細胞が活性化して黒いメラニン色素を分泌し、肌を黒くします。
通常メラニンは一定期間経つと生成されなくなり剥がれ落ちますが、紫外線を浴び続けると、メラノサイトに異常が起こってメラニンを過剰に分泌し、それがいつしかシミになってしまいます。
さらにコラーゲンなどを作り出す機能が低下し、真皮と呼ばれる肌の内部構造が崩壊、皮膚の一部にひずみができてシワになります。

・疲労
紫外線は細胞や遺伝子を傷つけます。すると身体はそれらを修復しようと活動し、私たちの意思とは関係なく体力を消費するため疲労度が増します。番組で行った実験でも、日向にいたときと日陰にいたときの疲労度には大きな違いが出ました。
紫外線による細胞レベルの障害は日焼け止めで防ぐことができますが、紫外線が目にあたると目の表層に炎症が起こり、その刺激が脳に伝わって身体がストレスを感じます。
つまり紫外線による疲労の落とし穴は「目」と言えます。
さらに紫外線は白内障の原因にもなります。
紫外線の脅威が増すのは午前から昼の時間帯ですが、目に対しては、紫外線がダイレクトに入る午前9時と午後2〜3時ごろが注意すべき時間とされています。

・紫外線の種類
紫外線は波長の違いでA波、B波、C波の3種類に分けられますが、C波はオゾン層に吸収されます。A波は波長が長く、皮膚の深くまで入って真皮の繊維を傷つけ、シミやシワ、たるみの原因になります。B波は波長が短く、皮膚に炎症を起こして日焼けの状態を作ったり、細胞のDNAに傷をつけて皮膚がんを引き起こしたります。

紫外線対策

紫外線は晴れの日を100%とした場合、曇りの日はおよそ60%、雨の日でもおよそ30%降り注いでいます。
雨の日でも日焼け止めは塗った方が良いでしょう。
また日焼け止めは汗をかいたりすると薄くなっていくので、2〜3時間おきに塗り直すのがおススメです。
さらに紫外線の反射にも注意しましょう。アスファルトなら10%、砂浜や水面はプラス10〜20%の照り返しがあるとされています。

・日傘
日傘は、経年劣化で繊維が傷んで、UVカット率が下がることがあります。1〜2年で買い替えるか、UVカットスプレーをかけるなどの対策をしましょう。色は黒がおススメです。さす時にはまっすぐ頭に近づけ、顔を守るようにしましょう。
肩にかけると、浴びる紫外線量がアップします。

・帽子とストール
帽子は全体にツバがあるものにしましょう。
またメッシュは涼しいですが、少し日が入ってくるので、紫外線対策であればメッシュではない方がおススメです。
さらに首に巻くストールがあると首への直射日光を防ぐことができ、熱中症対策にもつながります。

・サングラス
レンズの色が濃いサングラスでは瞳孔が開いてしまうため、逆に紫外線を多く取り込んでしまいます。
最近のサングラスは色に関係なく紫外線をカットしてくれますので、選ぶ際には紫外線カット率に注目しましょう。
さらに紫外線は、反射によって横からも入ってきます。
目の周りをしっかりと覆う形のものがおススメです。

・洋服
紫外線を防ぐなら黒が一番ですが、黒以外では黄色の紫外線カット率が高く96%です。
青は91%、赤は90%です。
これからの季節は、正しい紫外線対策をしてお出かけを楽しみましょう。