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第154回(5/3) ゴルフと健康

ゲンキリサーチャー:木本武宏

スウェーデンの研究者が発表したデータによると、ゴルファーの死亡率はゴルフをしない人と比べて40%も低いとのこと。
これは寿命が5年長いことに相当するそう。
しかもゴルフが上手な人ほど長生きなのだそうです。
そこで今朝はゴルフに隠された健康効果や、手軽にできるトレーニング法をご紹介。
さらに「ゴルフ脳」を鍛える認知症予防の脳トレもお教えします。

飛距離も健康も!ゴルフ活用法

「スイング」
ゴルフで使う筋肉は、体幹の部分。
この体幹筋は、二足歩行する人間にとって身体の姿勢を保つのに重要な場所で、手足を動かす軸の役割も果たしています。
体幹筋が鍛えられると、血流が良くなり代謝も高まるため脂肪が燃焼しやすく、さらにお腹に筋肉がつくことで
お腹の引き締めや腰痛改善などの効果も期待できます。
ゴルフのスイングはお腹周りの体幹筋すべてを使います。
スイングで身体をひねることで筋のストレッチと筋トレができるため、ゴルフは体幹筋を維持するのに適したスポーツと言えます。

「歩き」
ゴルフの歩数は18ホールでおよそ13000歩。
歩くことで運動不足が解消され、生活習慣病の予防につながります。
さらに芝というクッションの上を歩くため、ひざなどへの負担も少なくケガもしにくいのです。

このように「スイング」と「歩き」には様々な健康効果がありますが、次に紹介する一工夫を加えてさらに健康効果を高めましょう。

(1)筑波大学白木先生直伝!「歩幅1cmアップ歩き」
いつもより大股で歩くよう、歩幅を1cm広くするような意識で5分間続けて歩きましょう。
歩幅を少し広げることで体幹筋を大きく使うことになります。

(2)筑波大学白木先生直伝!「腰割ストレッチ」
お尻を落とし、四股を踏むように脚を開きます。
次に肩を内側に入れて身体を左右に1秒くらいのペースでゆっくりひねります。1分程度続けましょう。

*「腰割ストレッチプラス」
上記の腰割ストレッチに改良を加えたストレッチです。
脚を開いて四股の体勢をとったら、両手を胸の前で伸ばし、腰を動かさないように左右に身体をひねりましょう。

この2つの工夫によって得られるのが股関節の柔軟性です。
股関節が柔らかくなることで下半身の血流が良くなりむくみを改善、さらに腰回りの柔軟性も高まることで、
腰痛の改善や転倒防止などの効果も期待できます。
ゴルフをする人にとってはスイングの一連の動きがスムーズになり、より良いスイングにつながります。

ゴルフと脳の意外な関係

脳の中で最も重要な働きをすると言われている前頭葉。
脳の老化は前頭葉から始まり、認知症につながると言われています。
ゴルフはその前頭葉を刺激し活性化させる最適なスポーツです。
番組で行った実験でも、スイングやパッティングなどで前頭葉は激しく活動していました。
これはどういう形でスイングをするか頭の中でイメージしたり、
どのように打てばカップインできるのかイメージしたりすることで前頭葉が活性化されるためです。
それ以外にもカップまでの距離、芝の状態、風の方向を考えて打つ、さらにはカップインしたときの喜びの感情など、
ゴルフには脳を活性化させる要素がたくさんあります。
ゴルフをやらない人は次にご紹介する方法で脳を刺激しましょう。

(1)篠原先生直伝!「予測能力・判断能力が高まる脳トレ」
方法は、紙を丸めた球をゴミ箱へ狙って投げるだけ。
ゴミ箱を狙うことでどうやって入れるかという計算をするため、前頭葉が活性化されます。

(2)篠原先生直伝!「ストレス解消・感情コントロールに効く脳トレ」
傘を用意し、傘を手のひらに立てて落とさないようにバランスをとります。
肘を伸ばして行うことで難易度が上がり、より効果的になります。
さらに傘が不安定化してくると、感情をコントロールする前頭葉の下の部分も活性化します。
この脳トレはメンタルトレーニングにもなるため、集中力を高めたりストレスを解消したりする効果も期待できます。

「記憶力・集中力を高める簡単ゴルフ脳トレ ひねり後出しじゃんけん」
2人1組でじゃんけんします。
1人は普通にじゃんけん、もう一人は相手に背中を向けて、左右交互に振り返りながら後出しで負けるようにじゃんけんしましょう。

ゴルフはプレイしている間、血圧が上昇したり下降したりしています。
そのため深酒をしたり寝不足でコースへ行ったりすると、脱水症状や心筋梗塞を起こすおそれもあります。
体調を整えてゴルフを楽しみ、健康につなげましょう。