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第136回(12/14)

ゲンキリサーチャー:レッド吉田
ドクター:山口トキコ

普通に暮らしているつもりでも、知らず知らずのうちになってしまっている人が多いという「痔」。
痔を持っている人の割合は、なんと3人に1人と言われています。
しかも痔だと思っていたら大腸がんや肛門のがんだったということもあるのだとか。
今回はそんな痔について徹底リサーチ。痔の発症のメカニズムを解き明かします。
さらにこっそり実践できる予防対策法もご紹介します。

痔を引き起す原因

痔は、肛門付近にできる病気の総称で、その種類は大きく分けて3つあります。
(1)痔核
いわゆるいぼ痔と言われるもので、肛門にうっ血が起こりいぼのように腫れます。

(2)切れ痔
切れ痔と呼ばれる裂肛。硬い便や下痢で肛門が切れてしまいます。

(3)痔ろう
菌が侵入して膿がたまり、それが肛門以外から外に吹き出します。症状が重く手術でしか治せません。

痔の原因は「いきみ」。いきむことで肛門に圧力がかかってうっ血し、それがダメージとなり痔の症状を引き起こします。5秒以上はいきまないように意識しましょう。
さらにいきむことで血圧も上昇し、脳卒中などの原因にもなります。
また便座に座ると身体の重さで肛門が沈み、そこに圧力がかかってうっ血します。便座に長く座っているだけでも痔を引き起こす要因となってしまうのです。
そして、一度出てもまだ出そう、と感じても、それはうっ血しているせいで感じる錯覚のこともあるのだとか。
トイレは3分以内にし、もし一度で出ないと感じたら次の便意がくるまでトイレを離れましょう。

こっそりできる痔の予防法

肛門に負担をかけないためには、便を柔らかくすることが大切です。

ドクターおススメ!「生活改善メニュー」
(1)1日1.2ℓの水
一度に飲むのではなく、こまめに摂るようにしましょう。特に効果的なのが朝起きたときの一杯です。水が空っぽの胃を刺激し、さらに腸の働きを活発にします。

(2)粉寒天
粉寒天を白米に混ぜて炊きましょう。粉寒天には食物繊維が豊富に含まれているので、便を柔らかくしてくれます。量は1合に対して2g。水は普段より少し多めにして炊きましょう。

(3)運動とマッサージ
肛門をきゅっと締める、ゆるめるを1日1回、10分程度繰り返しましょう。
そしてお腹のマッサージは、まずは腹部の右下からおへそに向かって、斜めに指先で押していきます。
次に左上からまっすぐ下へ押していきます。
最後は下腹の真ん中に向かって押します。それぞれ1分ほどかけて行います。

その他、食事に関しては大さじ一杯のオリーブオイルをかけたサラダもおススメです。オリーブオイルは消化されないため、腸の潤滑油となって便の通りが良くなります。
保水性の高い、ペクチンを含むフルーツも効果的です。リンゴ、イチゴ、バナナ、パイナップルなどを食べるよう心がけましょう。
デスクワークや椅子に座ることが多い方は、おしりに負担がかかります。一時間座ったら動くなど、適度に血行を促進させる行動を心がけましょう。