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第86回(12/8) 痛みでわかるシリーズ(2)手

ゲンキリサーチャー:レッド吉田
ドクター:作田学

握る・つかむ・持つ・触るなど、普段何気なく使っている「手」。
その「手」に現れる痛みやしびれなどの違和感…実は恐ろしい病気が隠れているかもしれません。
そして、その違和感を放置していると、なんと突然死の恐れも!
痛みやしびれがなぜ起こるのか? 今回は、その秘密と原因を徹底究明!!
「手」で分かる病気のセルフチェックもお伝えします。

「手」の痛みやしびれで分かる大病

(1)頸椎症
頸椎症は、何らかの理由で頸椎の骨が変形してしまう病気です。
変形した骨が、首から手に伸びる神経を圧迫し、末梢の指先がしびれることがあるんだとか。
神経が圧迫されるとしびれるため、症状が出たり出なかったりします。
首を、気になる手側の後方に曲げ、肩などがしびれると頸椎症の可能性があります。

(2)肺がん
『がん』が頻繁に発生する肺の上部には、首から腕に向かう神経が密集しています。
その部位に『がん』ができると、それらの神経が『がん』によって障害され二の腕に痛みが生じることも。
この二の腕の痛みは“体温が上がると痛みが増す”という特徴もあるので、お風呂で湯船に入った時に
痛みが増すなど感じたら、危険信号です。最寄の医療機関で診断してもらいましょう。

(3)脳梗塞
脳の中でも「手」や「唇」を支配している部位は血管が細く梗塞しやすいため、『脳梗塞』になると
手や唇にしびれが出やすいと言われています。しびれを感じる度に症状が重くなるのも脳梗塞の特徴。
また『脳梗塞』は、血圧が上昇する朝方に多く発生するとも言われています。
こまめに水分を摂取し、暴飲暴食は控えるようにしましょう。

「手」のセルフチェックで分かる病気

「脳梗塞グーチェック」
(1)両手の平を上に向けて、前に出します。
(2)両手とも“握りこぶし”を作りましょう。
※握った際に、片方の手が内側に曲がる場合は、脳梗塞の可能性があります。

「手根管症候群チェック」
胸の前あたりで、手の甲を合わせた状態(指先は下)を30秒キープします。
※指先にしびれがあると、手根管症候群の可能性があります。

「手根管症候群」は手首の細い女性に多く、家事などで手首を使いすぎたときや、
手首がむくみやすい朝方にしびれがひどくなるのが特徴です。
症状を放っておくと親指の筋肉がやせ細り、物を持てなくなってしまうこともあります。

「肘部(ちゅうぶ)管症候群チェック」
両肘を肩の高さまで上げて少し胸を開きしばらく静止、指先がしびれてくるかをチェック。

「肘部管症候群」は骨が太い男性に多く、パソコン作業などで肘を曲げっぱなしにしている時に、
しびれがひどくなることがあります。放っておくと小指と薬指がまっすぐ伸びなくなり
握力が低下することがあります。

「腱鞘炎(けんしょうえん)」
手首を叩いて、手首に痛みが出る場合は「腱鞘炎」の可能性があります。

毎日の生活の中で“しびれ”を感じたら、
たかが“しびれ”と侮らず、違和感がある場合には医師の診察を受けましょう。