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第82回(11/10) 痛みでわかるシリーズ 足

ゲンキリサーチャー:ザ・たっち
ドクター:内藤俊夫

身体に感じる刺激のひとつ、痛み。
痛くてもその原因がわかっていれば怖くはありませんが、
突然起きる原因不明の痛みには、不安にさせられることも多くあります。
また、痛みには意外な病気が潜んでいる可能性も…。

そこで今回は、痛みでわかる身体の不調を徹底解明!
多くの人が経験する「足のつり」予防と対策、さらには大病が潜んでいるかもしれない
危ない“足の痛みの公式”をご紹介します。

足のつり

足の痛みの代表としてあげられ、成人の約3割が月1回以上経験していると言われている、足のつり、こむら返り。「足のつり」は、筋肉を収縮させなくて良いところで、運動神経から勝手に筋肉を収縮させる命令が出て、筋肉が異常に縮んでしまうからなんだとか。
足のつりを引き起こす原因はいろいろありますが、ポイントは“冷え”と“脱水”。
いずれも神経の電解質バランスの乱れを起こすためです。神経は電解質で情報のやりとりをしていますが、汗や飲酒で脱水すると体の電解質、つまりミネラルが不足します。
また、“冷え”で血流が悪くなると、同じように神経へ電解質が運ばれにくくなるため、
神経に誤作動が生じ筋肉が異常に縮むためと言われています。

足のつり予防と対処法

予防
マグネシウムやカルシウムなどの電解質のバランスが崩れるとつりやすくなるため、
小魚や野菜、果物の摂取を心がけましょう。
また水分も控えずに、しっかりと摂ることが大切です。

対処法
足がつったときは、つっている筋肉をのばしましょう。神経の誤作動を鎮めてくれます。
ふくらはぎがつった場合、パートナーがいる時はつま先を押してもらいましょう。
一人ならば壁に手をつき、つった方の足を引きます。
「アキレス腱のばし」の要領で、無理のない程度に行いましょう。

危険な足のつりの見分け方

(1)足のつり+多飲多尿=「糖尿病」を疑え!
「糖尿病」になると筋肉につながる神経と血管に異常が起こり、足がつります。
しびれを伴う場合もあります。気になる方は早めに検査してもらいましょう。

(2)足のつりやしびれ+歩くと決まった距離で痛む=「閉塞性動脈硬化症」を疑え!
足の血管が動脈硬化を起こし血流が悪くなると、神経の働きも低下し、
神経に誤作動が起きやすくなって、つりやすくなります。
神経痛などの場合は天候によって痛みの出方が変わりますが、
血管に問題がある場合には、いつも同じ程度の距離で痛みが出ます。

また、薬の中には足をつりやすくするものもあります。
血圧やコレステロールの薬などを始めてからつりやすくなった場合は、
かかりつけ医師や最寄の医療機関に相談してみましょう。