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第79回(10/20) 健康長寿

ゲンキリサーチャー:ガレッジセール川田
ドクター:新開省二

みなさんは、「沖縄クライシス」という言葉をご存知でしょうか?
もともと“長寿県”として知られている沖縄県ですが、最近発表された<都道府県別平均寿命>では1位に沖縄の文字はなく、女性3位、男性30位という結果に。
“沖縄の長寿神話崩壊”のニュースは県民や医療関係者に衝撃を与え、「沖縄クライシス」と呼ばれています。そしてこの現象は、日本の長寿国神話崩壊「ジャパン・クライシス」の前兆だと言われています。それでは、「ジャパン・クライシス」を止めるにはどうすれば良いのか?今回は「沖縄クライシス」の実態、そして健康長寿の秘策をお伝えします

「沖縄クライシス」の原因

沖縄クライシスの原因、それは実は若い世代の健康状況の悪化なんだとか。
沖縄県の年齢別余命ランキングを見てみると、65歳以上ではトップクラスなのに対し、40歳以下では30位にまでランクダウンしているそうです。
(1)食生活の急激な変化
米軍統治や本土変換などにより急激に変わってしまった沖縄の食生活。“健康長寿”に
つながりそうな沖縄の野菜中心の伝統食は、若い世代には食べられていないとのこと。
(2)運動不足による肥満の増加
交通整備が進み、完全な車社会になってしまった沖縄。
その結果、運動不足になり20歳〜69歳の男性の肥満度は全国トップになっています。

沖縄に伝わる“健康長寿”の秘訣

●沖縄伝統料理「ゴーヤーチャンプルー」
「ゴーヤーチャンプルー」には、栄養素の黄金トライアングルが含まれています。
(1)ゴーヤーの食物繊維
ゴーヤーには、血中のコレステロールや中性脂肪の上昇を抑制する効果のある、
水溶性食物繊維が含まれています。
(2)ゴーヤーの抗酸化力
ゴーヤーは抗酸化作用の強いビタミンCなどを豊富に含んでいます。
その量はキャベツの2倍、トマトの5倍にもなるんだとか。
しかも、ゴーヤーのビタミンCは加熱調理しても失われにくいのが特徴です。
(3)減塩
ゴーヤーチャンプルー1皿の塩分は1g以下。塩をほとんど使わずに、
島豆腐の塩味と豚肉や卵の旨みを使って味付けするため、減塩効果がアップします。

※沖縄の伝統食材が手に入らないという方は…
ゴーヤーの代わりにピーマンを使いましょう。ピーマンにはゴーヤーと同様、
抗酸化力の強いビタミンCなどがたっぷり含まれています。

●筋力低下を防ぐ「エイササイズ」
「エイササイズ」は、沖縄の伝統舞踊「エイサー」をもとに考え出されたエクササイズ。沈み込む体勢で太ももの筋肉を刺激、ジョギングのような速い動きを繰り返すことで心肺機能アップ、さらに腕や肩を大きく回し背中や肩の筋肉を刺激することで姿勢改善につながるんだとか。筋力と心肺機能アップ、姿勢改善は運動の黄金トライアングルです。


今回は、「エイササイズ」と同様に、簡単にできる足腰エクササイズをご紹介!
日々の生活に、取り入れてみましょう。

★「片足スイング」
背筋を伸ばした状態で片足をあげ、前後にスイングします(目安は片足10回づつ)。
片足でバランスをとることで骨盤周りの筋肉を強化、大腿筋をはじめとする
下半身の筋力アップにつながります。

★「開脚スクワット」
足を大きく開き、両手を腰にあてます。
・「1、2」と数えながらゆっくり膝を曲げ、
・「3、4」と数えながらゆっくり膝を伸ばします(目安は10回)
この屈伸運動に慣れたら、屈伸と同時に腕をまわしてみましょう。
屈伸と腕の動きを組み合わせることで、大腿筋と腹筋、背筋の強化につながります。