アーカイブ

第64回(7/7) 男の痛風 女のリウマチ

ゲンキリサーチャー:ガレッジセール川田
ドクター:大野岩男・黒坂大太郎

関節疾患の中でも、特に男性患者の多い『痛風』と女性患者の多い『リウマチ』。
『痛風』の患者数は約80万人、予備軍は600万人以上と言われており、
これは成人男性の5人に1人の割合になるんだとか。
一方『リウマチ』の女性患者数は約70万人で30〜40代の女性が発症しているとのこと。
今回は2大関節痛とも言われる、『痛風』『リウマチ』の意外と知らない真相に迫ります。

男の痛風

プリン体
プリン体は食材が持つ細胞の1つに1個入っています。その為、例えば同じ卵でも「イクラ」より、卵の粒が小さく数が多い「タラコ」などの方が含有量は多く、
逆に鶏の卵は、ほとんどプリン体は含まれていません。
肉の場合、「ヒレ」や「ササミ」には比較的多くのプリン体がありますが、「豚ロース」や「カルビ」など脂がのった肉は比較的少なくなります。
海産物では、「アジ」の他に「イワシ」や「サンマ」など、青魚に多い傾向があります。
また、脂身が少なく細かい筋肉細胞が詰まった「マグロ」や「カツオ」「エビ」などにも、多く含まれます。
プリン体は、人間が生きていく上で必要不可欠なものですが、過剰に摂取すると尿酸を大量に作ってしまいます。

尿酸値
尿酸値とは、体内の尿酸の濃度を表した数値で、7.0がデッドライン(これ以上超えてはいけない数値)です。尿酸値が7.0を超えると尿酸が結晶化し、針のような形に姿を変え、足の指や膝の関節に溜まります。
そしてあるきっかけによりその結晶がはがれ、結晶を異物とみなし白血球が攻撃をすることによって炎症となり、痛風の激痛が現れるんだとか。
気になるお酒には、実はプリン体はそれほど含まれていませんが、アルコールそのものが尿酸の生成量を高め、さらに排出を妨げる作用があるため、飲みすぎると本来の尿酸のバランスが崩れ、プリン体がどんどん蓄積されてしまうので、注意しましょう。

★『痛風』の痛みのきっかけ
『痛風』の痛みは、捻挫や突き指などの衝撃がきっかけとなり、溜まった結晶が剥がれ落ちることで、ある日突然起こるとのこと。尿酸値の高い人は、硬い靴を履く・ゴルフをするなどことなど様々な原因で発症する可能性があります。
『痛風』は痛みが怖いだけではなく、尿酸値を高いまま放置しておくと“腎機能障害”や
“心筋梗塞”“脳梗塞”などの合併症を引き起こすこともあります。

★『痛風』の予防対策
下記を心掛けるようにしましょう!
(1)正しい生活習慣を身につけ、肥満は解消。
(2)1日2を目安に水を飲む。
(3)海藻や野菜類には尿酸値を下げる効果がある。
(4)ウォーキングなどの有酸素運動も予防に効果的。

女のリウマチ

『関節リウマチ』は、関節内の滑膜に炎症が起きる病気です。
人間の身体には、もともと身を守るための免疫物質がありますが、リウマチになるとそれらが暴走し、自ら関節を攻撃します。特に女性に多いという原因はまだ解明されていませんが、ホルモンが関係しているとも言われており、最近はタバコも一因と考えられています。
またストレスや妊娠、ケガなどが発症の原因になる場合もあるんだとか。

リウマチで、何よりも大切なのは早期発見です。
関節の変形は、ある程度の期間を経て起こる症状なので、なるべく早い時期に治療を行った方が良いでしょう。現在は関節が変形したとしても人工関節手術などがあり、失った機能を取り戻すこともできますが、手術はあくまでも最終手段です。
症状を早めに察知することが大切です。

「3つのリウマチシグナル」
下記1つでも心当たりのある方は、最寄りの専門医で早めの受診しましょう!
(1)朝、手にこわばりがある。
(2)どこかの関節の腫れが続いている。
(3)関節の腫れ、痛みが2か所以上ある。