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第59回(6/2) アゴ

ゲンキリサーチャー川島明(麒麟)
ドクター:本田和也

誰もがズレやすく、そのズレによって様々な健康を損なうと言われる、「アゴ」。
実は日常生活はもちろん、睡眠中でも思いもよらない負担が「アゴ」にかかっています。そして「アゴ」のズレが原因となって起こる顎関節症は、時に人の人生をも狂わせる恐ろしい病気なんだとか。
今回は「アゴ」のズレ原因から、予防、改善法をお伝えします。

「アゴ」のズレ原因

(1)噛み癖
食事の際、左右どちらかの歯で噛むクセはありませんか?
「アゴ」がズレる原因には、そんな左右に偏った噛み癖も関係しているそうです。
例えば虫歯などの痛みを避けるため、左右どちらかで噛むクセがついてしまった場合、「アゴ」は噛み癖がある反対側にズレていきます。

(2)噛みしめ
長時間噛みしめると、噛む力が左右均等からだんだんとズレてきます。
仕事中や緊張したときに噛みしめをするクセのある人は、要注意です。

(3)歯ぎしり(隠れ歯ぎしり)
睡眠中、気付かない間にしているかもしれない『歯ぎしり』。
音がするほどの『歯ぎしり』はもちろんですが、
音がしない隠れ歯ぎしり『食いしばり(歯と歯を合わせてグーッと力を入れる)』も、長時間アゴに負担を与え続けているため、「アゴ」がズレる危険性があるんだとか。

自分が歯ぎしりをしているかどうかのチェックポイントは、糸切り歯。
削れて平らになっていたら歯ぎしりをしている可能性大!
また舌の左右に歯型がついている人も要注意です。

顎(がく)関節症

顎関節症の症状は、口を開けると
音がする、痛い、口が開かない、アゴがズレる、などが挙げられます。

これらの原因には、強い噛みしめや『歯ぎしり』によって、
「アゴ」を動かす咬筋や側頭筋などの筋肉が炎症を起こすからなんだとか。
また、顎の関節同士のクッションの役割をする関節円板のズレることで、
神経や血管が上下の顎の骨に挟まれ、激しい痛みを引き起こるとも言われています。

顎関節症は完治するのは難しいですが、症状を軽減することはできます。
顎関節症科などの専門医にきちんと診断してもらうことが大切です。

「アゴ」のズレ予防&改善エクササイズ

無理のない程度に、毎日の生活に取り入れてみましょう!

咬筋(こうきん)マッサージ
(1)下あごに両手を添える
(2)こめかみに向かってゆっくりと頬を持ち上げ手を離す

この動きを2〜3回繰り返しましょう。
マッサージ中は、歯と歯を合わせないことがポイント!

あっぷっぷ体操
(1)口を閉じ、歯と歯の間を少し開け、頬をふくらませる
(2)さらに上下左右に膨らます(5秒ほど)

口をすすぐ時のように「上下左右に動かす」がポイント!