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第56回(5/12) 肝臓

ゲンキリサーチャー:川島明(麒麟)

「肝臓がん」の原因の9割を占めるとも言われる、「かくれ肝炎」とは?
また、今や100万人以上とも言われる肝臓の肥満「脂肪肝」など…
病気になっても声をあげない沈黙の臓器<肝臓>の病気の実態にせまります。

肝臓の働きと「脂肪肝」

アルコールなどの毒素を無害にする“解毒”という重要な働きを担う、肝臓。
また食べ物から摂った糖分や脂肪などを、体に必要な栄養分にする“代謝”の働きもしますが、
アルコールを大量に摂取すると、肝臓は“解毒”を優先し、代謝の機能が低下します。
その結果、中性脂肪の分解力が落ち、脂肪が肝臓に蓄えられ「脂肪肝」になるとのこと。
さらに「脂肪肝」は放っておくと、「肝炎」「肝硬変」へと症状が進むケースも。
肝臓は、加齢とともにダメージを受けやすくなるので、飲みすぎには注意しましょう。

非アルコール性脂肪肝炎「NASH」

「NASH」はアルコールを飲まないのに「アルコール性肝炎」とよく似た肝障害を起こす病気。
「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」など、メタボリックシンドロームの因子を多く持った人は
「NASH」になりやすいとも言われています。
現状は確立された治療法がないといわれているため、減量や食事は腹八分目を心掛けましょう。
また日本酒なら2合以下、ビールなら中ビン2本以下にして週に2日は休肝日をつくりましょう。

かくれ肝炎

痛みやだるさもなく、感染者が自ら気付くことのないウイルス性肝炎、「かくれ肝炎」。
「肝臓がん」の原因の9割を占めるとも言われ、感染者は現在、国内で200万人近くいるとのこと。
ほとんど自覚症状がないため、血液検査しないとわかりませんが、
ウイルス性肝炎で特に注意すべきは、主に下記3つの感染経路なんだとか。

A型:主に生ものや生水などからの感染
B型:母子感染や性感染
C型:知識の無かった昔に行われた輸血などによる血液感染

「肝炎」は早期発見、早期治療が何よりも大切な病気なので、検査は受けるようにしましょう。
肝炎検査は、全国の病院や保健所で、受けられます。