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第49回(3/17) 自律神経

ゲンキリサーチャー:木本武宏
ドクター:伊藤剛

人間には3種類の神経があります。ひとつは「知覚神経」。目や耳、皮膚などから映像や音などの感覚を脳に伝えます。二つ目は「運動神経」。手足の筋肉を動かす指令を伝える神経です。そして三つ目が「自律神経」。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。交感神経は主に身体を活発な状態にするように、副交感神経は安静・休息させるように働いています。この交感神経と副交感神経の2つが常にバランスを保っています。

自律神経の乱れ

自律神経が乱れる原因の一つがストレスです。引っ越しや職場の異動など、イベント事や環境が変わることもストレスになります。
また気温の変化や気圧の変化が激しいと、自律神経はどちらに身体を調節して良いかわからなくなります。
春は気温や気圧が日々変わり続け、それに対応するため自律神経が過剰に働きがちなのです。

自律神経の調節がうまくいかなくなると、身体に大きな不調をきたすこともあります。交感神経が強まると副交感神経も強まって、交感神経を抑えようと働きますが、このように両方が強まるとストレス性の潰瘍などの病気になる可能性があります。逆に両方が弱まるとうつ病などの病気になりやすくなります。
自律神経失調症は、検査で異常が見つからず原因不明の場合に診断されてしまうこともありますが、きちんとした検査と問診で、原因をつきとめることができます。

自律神経セルフチェック

AかB、当てはまるものにチェックしてみましょう。

  A B
血圧 高め 低め
食欲 ない ある
体型 やせ気味 太り気味
手足 冷えやすい 温かい
疲労 午後から疲れる 朝からだるい
曇りの日 問題ない 調子が悪い

Aが4個以上当てはまると交感神経強め型、Bが4個以上で副交感神経強め型となります。

自律神経を整えるために

・呼吸法
6秒はいて、2秒吸いましょう。深呼吸とは違い自然の呼吸の中で息を吐くことだけを意識します。
すると副交感神経が刺激されリラックスできます。この呼吸法はとくに、緊張したとき、イライラした時におススメです。

・運動
運動で適しているのはウォーキングです。歩くことで血流量、血圧、心拍などが変動するため、
あえて自律神経を揺さぶって、バランスを取らせることで鍛えることができます。
緊張したり、周りに気を配ったりすると脳血流が低下してしまうため、自律神経を鍛えるためにはできるだけ一人で行うと良いでしょう。