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第31回(11/4) 便秘

ゲンキリサーチャー:えとう窓口

一般的に「3日以上排便がない」、もしくは「排便の量が1日35g以下」の症状を便秘といいます。便秘は痩せにくい体質になったり、にきびや肌荒れ、身体の免疫力の低下、さらには排便がないことによる不快感がうつ症状を引き起こしたりと、様々な身体の不調の原因になります。

便秘の種類

(1)ぜんどう不全型
飲食の量が少なかったり、便のかさを増やす食物繊維が不足したりすると腸のぜんどう運動が起こりにくくなり、なかなか便が出にくい状態になります。
食べ物の栄養は腸で吸収されると血液から全身の細胞へと送られますが、大腸の動きが悪くなって長時間便を溜めこむと、そこから吸収された老廃物が血液の中に流れ出してしまいます。

(2)直腸・肛門型
便を外に出す力が弱いことも便秘の原因になります。
大腸の先にある直腸にはセンサーがあり、そのセンサーが圧力を感じることで便意が起こり便を外に出すことができます。
また脳が便意を感じると肛門の内側と外側にある2つの筋肉がゆるみ、排便の準備ができるのです。
しかし便意を我慢し続けるとセンサーが麻痺してしまい、それが便秘の原因になることもあります。便意の我慢は、直腸・肛門型の便秘の一番の原因です。
温水洗浄便座のシャワーを使用することは悪くはありませんが、繰り返していると直腸のセンサーが鈍くなり、自然なお通じが難しくなる場合もありますので、便意を起こす目的で使用するのはほどほどにした方が良いでしょう。

(3)ストレス型
ストレスの影響を受けると、ぜんどう運動を促す副交感神経の働きが低下し、大腸の収縮が弱くなります。便秘のストレスにからさらに便秘になるという悪循環に陥る人も多いようです。
便は毎日出ていなくても、不快感がなければ過剰に心配することはありません。

食物繊維

食物繊維には、便の水分を増やして柔らかくする水溶性のものと、便のかさを増す不溶性のものがあり、サツマイモなどは不溶性の食物繊維を多く含んでいます。
直腸・肛門型の便秘の場合は、すでに溜まっている便が硬くなっているため、不溶性の食物繊維を多く含む食品の摂りすぎには注意しましょう。
余計に便が膨れて出しにくくなることもあります。

理想の便・見極め法

(1)量と形
理想の便の量はバナナ2本分程度。(150〜200g)
食物繊維が少し残って、表面がごわごわしていると良いです。食物繊維が不足すると便のカサが増えず、十分な大きさになりません。
ウサギのようにコロコロした便が出る場合はストレス型の便秘です。
また、今までと比べて極端に細い便が出るようになった場合は、大腸がんの恐れもあります。

(2)色
理想の色は黄色に近い黄褐色です。
便にはもともと色がついていませんが、脂肪を分解するときに使われる胆汁によって色がつくため、食べたものによって変化します。
肉類など脂質の多い食品を食べると胆汁が多く分泌されるため、色は濃くなっていきます。
また、大腸に長くとどまった便は黒っぽいことが特徴です。

腸内環境を整えるおススメヨーグルト

食物繊維がバランスよく含まれた、キウイたっぷりのハチミツヨーグルトがおススメです。ハチミツには善玉菌のエサになるオリゴ糖が多く含まれているため、乳酸菌とは相性抜群です。

毎日自分の便をチェックし、生活習慣も見直していきましょう。便の状態に異変を感じたら、早めに専門医に相談しましょう。