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第20回(8/19) 睡眠時無呼吸症候群

ゲンキリサーチャー:Wエンジン
ドクター:遠藤誠

いびき

睡眠中最もいびきをかきやすい体勢は仰向けです。重力によって顎や舌の根元が下がるため気道が狭まり、空気の流れに抵抗が生じ、その抵抗音がいびきとなります。すべてのいびきが悪いわけではありませんが、いびきがひどい人は、睡眠時無呼吸症候群になっている可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群

寝ている間に気道がふさがり、呼吸ができなくなる睡眠時無呼吸症候群。
診断基準は、睡眠中に10秒以上の無呼吸状態が、1時間に5回以上、あるいは1晩に30回以上起こることです。
重度の睡眠時無呼吸症候群になると心臓がうまく機能しなくなる恐れがあり、それによって心筋梗塞や脳梗塞、突然死の危険性も高まります。
さらに、睡眠時無呼吸症候群が原因とされる居眠り運転などの様々な事故も問題になっています。昼間の眠気というのは非常に危険で、損失も大きいのです。
原因として最も多いのは肥満ですが、それ以外にもアゴの形や気道の広さ、鼻のとおりや扁桃腺の大きさも関係してきます。

睡眠時無呼吸症候群の有効対策

その(1)
絆創膏を用意し、口に貼って眠ります。口呼吸から鼻呼吸にすることによっていびきや無呼吸を予防できます。
朝起きて絆創膏がはがれていたかどうかで、睡眠時無呼吸症候群のチェックにもなります。

その(2)
リュックサックを用意し、タオルなどをリュックサックに詰め込み、それを背負って眠ります。一般的に仰向けで寝ると大いびきや無呼吸になりやすいとされていますが、横向きで眠るとそれが解消されるのです。
このとき重要なのは枕の高さです。首と肩の角度を90度にして気道をまっすぐに確保しましょう。枕の高さが合わないと、首が曲がり気道も狭まってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群の治療

治療法としては、無呼吸状態になっても鼻から強制的に空気を送り込むCPAPという機械を使うもの、マウスピースの使用、手術などがあります。
日本ではまだまだ認知度が薄い睡眠時無呼吸症候群ですが、人生のパフォーマンスに悪影響を及ぼし、重大な病気につながる場合もあります。重度の睡眠時無呼吸症候群の方はきちんとした治療が必要です。