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第14回(7/8)
第15回(7/15)
熱中症

ゲンキリサーチャー我が家
ドクター永島計(医学博士)、遠藤拓郎(医学博士)、伊香賀俊治(工学博士)

熱中症は一番暑い時期ではなく、カラダが暑さにまだ慣れていない夏の始まりに増え始め、夏のピークになる前に最大になります。
初期症状としては疲労感、だるさ、吐き気、頭痛、めまいなどがあります。特に高齢者は暑さを感じにくいため、注意が必要です。

暑さ対策

・暑さは気温だけでなく、湿度、気流、輻射熱を含めた4つで決まります。特に地面からの輻射熱は非常に大きく、1m高さが違うと、2〜3℃温度が違ってきます。ベビーカーや子供には特に注意しましょう。ベビーカーでのお出かけは、輻射熱の強いアスファルトをなるべく避け、涼しい時間帯にするのがおススメです。

・すだれやよしずを窓に沿ってかけている方も多いかもしれません。しかしこれでは効果半減です。ベランダなどの地面はかなり高温になり、その熱が室内に入ってきますので、すだれやよしずは地面を覆うように斜めにかけると効果的です。

・遮光カーテン等は熱自体は遮る効果があり、直射日光などの対策としては有効です。
しかし、熱がカーテンと窓の間にたまってしまったり、カーテン自体に熱がこもってしまう場合があるので、注意が必要です。
可能であれば、熱は窓の外側で対策することがオススメです。
※室外での対策が難しい場合には、カーテン等の対策をすることで熱の入り込みは抑えられます。

・大画面テレビを見続けると表面温度が43℃にもなります。おススメは節電にもなる省エネモードです。表面温度が10℃以上変わる場合もあります。

熱中症対策

・熱中症で倒れた人はすぐに日陰へ移動させましょう。熱中症の応急処置の原則は、できるだけ早く体温を下げることです。意識確認ができない場合はすぐ救急車を呼びますが、その間衣服をゆるめて風通しをよくしておきます。

・寝かせている間は足をあげます。熱中症のときは血圧が落ちるため、脳への血流が下がります。足を上げて脳への血流を保つことが大切です。

・体温の下げ方としておススメなのは、カラダに水をかける方法です。霧状の水を身体全体、直接肌にかけてから風を当てます。
氷を首やワキに当てるのも間違いではありませんが、氷をじかに当てると冷えすぎて震えがおき、カラダが体温を上げようとしてしまう場合があります。やむを得ず氷を使う場合はタオルなどで覆って、震えていないか様子をみながら処置をしてください。

水分補給の方法

熱中症対策の中でも一番大切なのは水分補給です。1時間にコップ1杯、1日1.5リットル〜2リットルの水分補給が望ましいとされています。
ただし冷たすぎる水は口渇をなくしてしまい、少量で満足してしまうので必要量の水が摂れない場合があります。冷たすぎる水は飲まないのが理想的です。
また、緑茶やコーヒーなどはカフェインの利尿作用があるため向きません。ビールなどのお酒も飲み水としてはカウントしません。