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第5回(5/6) 春の病気

ゲンキリサーチャー:ヒデ(ペナルティ)
ドクター:内藤俊夫

春は、全身の細胞が冬から夏モードへと変化する過渡期。身体の不調も多くなる季節です。
春のどのような特徴が健康に影響しているのでしょうか?

春の光

光と人間には大きな関係があります。
春は日がのびてくるのと同時に太陽が高くなるため、他の季節に比べて日照量が急激に増え、変化が激しくなります。さらに紫外線の量も大幅に増えます。
地上に届く紫外線には、UV−AとUV−Bの2種類がありますが、注意したいのがUV−B。UV−Bが目から入ることで脳の視床下部に信号が伝わり、あるホルモンを分泌します。このホルモンによって全身のメラノサイトが反応して疲労物質が出るのです。
紫外線量が増える春の光が、疲労を生んでいるのです。

春の気候

春は他の季節に比べて、気温、気圧とも変化が大きく、それによって血圧の変動も大きくなります。変わりやすい春の気候も私たちの身体に影響を与えているのです。
血圧の変化には自律神経が関係しています。
自律神経には、ストレスを感じたり緊張したりしているときに働く交感神経(血管を収縮させる)と、休息・リラックスしているときに働く副交感神経(血管を拡張させる)とがあり、どちらかが優位になることで身体のバランスを保っています。
しかし春の気候の変化の影響で自律神経が乱れ、疲れやすくなったり痛みを感じやすくなったりしているのです。また心筋梗塞など、心臓に負担がかかることも考えられます。

春にシャキッとする方法

規則正しい生活をする、適度な運動をするというのがお勧めです。少し早めに起きて朝日を浴びると、体内時計をリセットする効果が期待できます。
睡眠をとるのも大切ですが、休みの日に寝すぎるのは禁物です。
昼寝は、30分以上になると深い睡眠になってしまい逆効果です。また夕方3時を過ぎたら行なわないようにしましょう。

春に気を付けたい病気

(1)花粉症
スギ花粉が落ち着いた後も、別の花粉に気をつけましょう。

(2)うつ病
春の自律神経の乱れに加え、社会的な環境の変化でストレスも増加します。今まで楽しくやっていたことができなくなるというのが、うつ病を見極めるポイントです。変化は徐々に起こるので、周囲のサポートが大変重要です。

(3)風邪を含む感染症
春の環境の変化により、新種のウィルスに接する機会が増えるので要注意です。予防には手洗いとうがいが効果的です。