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第3回(4/22) 胃とストレス

ゲンキリサーチャー我が家
ドクター稲森正彦

様々な刺激に敏感に反応する胃ですが、中でもストレスは胃酸の分泌や胃の運動に非常に影響を与えます。
日常生活のストレスで問題となるのは「胃液」の過剰分泌です。
胃液は食べ物の消化になくてはならないものですが、あまり分泌しすぎると胃を荒らしてしまい、胃潰瘍や胃がんの要因になってしまいます。

ストレスと胃の関係で最近注目されているのが「機能性ディスペプシア」という病気です。ディスペプシアは消化不良という意味ですが、検査しても目立った症状が見つからず、胃もたれや胃痛が3か月以上続く状態のことを言います。胃酸を抑える薬が効く患者さんが多いようで、やはり胃液が原因になっているだろうということがわかっています。

日常生活の中での胃への負担

胃が急激に膨らむため、飲み物をがぶ飲みするのは胃への負担大です。胃の急激な温度変化も負担が増加します。
また喫煙は胃の血流を低下させ胃炎の原因になります。高カロリー食品も胃液の過剰分泌をおこしやすくなります。

ストレスがない生活を送ることは現代社会では難しいので、規則正しい食事や睡眠で胃の生活リズムを作り、胃をリラックスさせることを心掛けましょう。

胃のストレス軽減 簡単!「手さすり運動」

手を使った、簡単リラックス法です。
(1)力を抜いて両手をさすり合わせます。手を柔らかくして、密着感が生まれるようにさすり合わせましょう。
(2)同時に、身体(体幹部)の力を抜き手の動きに合わせて動かします。
(3)リラックスできる言葉をつぶやきながら行います。

手をさすって神経を刺激し体温を高めると、脳をリラックスさせる副交感神経が優位になります。その結果、脳が支配していた胃へのストレスが軽減。さらに自分が気持ちいいと感じる言葉を口にしながら行うとより効果的です。