メッセージ

原田眞人 監督

 映画「わが母の記」と併せたドラマ企画として、井上靖の短編「凍れる樹」が候補に挙がりました。一番惹かれたのは、(父と娘を題材にした小津安二郎作品の)「晩春」や「秋刀魚の味」とすごく似ているところで、そのイメージから脚本を書きました。「凍れる樹」は1950年代を舞台にしているので、どうすれば現代に置き換えられるかなと考えました。
 4年前から(静岡県)三島にある日本大学国際関係学部で映画について教えていますが、まずは故郷でもある静岡に回帰していくなかで、改めて見直しているのが井上作品であり、小津作品です。素晴らしい小津映画を少しでも継承できたらと…そんな気持ちをドラマにこめています。

 

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