東栄町の11の地区に伝わる花祭り。中でも最も山深き場所に位置する小林地区の花祭りを追う。早朝から深夜まで舞い続ける里人。ひたすら舞うことで、そこに八百万の神が集まり、皆は神と一つになれるという。
「テーホヘ・テホヘ」
その声に舞う鬼。その舞には郷土や仲間への愛情が溢れる。そして、その鬼面の内側では、里人の涙が光る。
 人影少ない深山の里。鬼は子供たちの世代にその鬼の舞を継承したいと強く願う。
 激しく湯を浴びせられながら里人は無病息災を祈る…

 里人がつむぐ700年とも言われる「花祭り」の歴史と神秘性。
 その魅力を「懐かしい民話」を語るようにお届けします。

吉村作治

吉村作治

早稲田大学名誉教授
エジプト考古学者

花祭り