株式会社CBCテレビ
番組審議会
第640回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2018年5月11日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
鵜飼裕之、河本二郎、黒邉雅実、島田佳幸、 清水綾子、巣山芳樹、戸苅創、濱田典保、 水野明久、吉川トリコ |
議題 | 1. 番組審議 「健康カプセル ゲンキの時間 #302」 |
1. 番組審議
「健康カプセル ゲンキの時間 #302」
~意外!B判定の盲点~ 命を守るドリル 健診結果の見方 編
放送日時 | 2018年4月15日(日) 7:00~7:30 |
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プロデューサー | 磯部 隆(編成・制作局 東京制作・情報部) |
出演 | 三宅裕司、渡辺満里奈、 滝裕可里、あべこうじ(レポーター) |
《企画意図》
日本の皆様に、健康的な生活を送るきっかけを提案したい、
そんな思いから2012年(平成24年)4月から始まった当番組は、様々な健康情報を伝えてきました。そして、この回に選んだテーマは「命を守るドリル 健診結果の見方 編」です。新年度が始まる春は、健康診断のシーズンで、自分自身の健康状態を知るにはいい機会。
健診を受けなかったり、受けても結果を放置していたりして、大きな病気にかかってしまうと、治療に時間やお金がかかってしまいます。今回は、「血液」にスポットをあてて、健診の重要性を伝えるとともに、検査結果をただ眺めているだけでは分からない、自分自身の体に潜む健康リスクを知る方法をお伝えします。
《番組内容》
春は健康診断のシーズン、AやB判定にホッとしている人、いませんか?実は、隠れた健康リスクを知るには、判定表を読み解く力が必要なのです。
今回は、健診結果の見方・血液編。問題ないように思えたB判定、しかし、突然の心筋梗塞を発症した50代の男性。なぜ?その答えの鍵を握るのは、LH比でした。さらに、近年分かってきた、動脈硬化を加速させる真犯人・超悪玉コレステロールの正体にも迫ります。
《審議委員の主なご意見》
- 健康情報が氾濫する中で、科学的・医療的な見地から正しい情報と健康生活を維持していくためには、どういう視点を持てばいいのかを提示しようとする番組の意図は評価できる
- 短時間で要領良くまとまっているが要領が良すぎると内容が記憶に残らない
- 番組の内容がわかりやすいことは、ひっかかりがないことにつながらないか
- 最も伝えたい部分には時間を長く割いてもいいのでは
- 職場の健康診断の時期にいいタイミングの放送だった
- 悪いとされた判定でも、その判定の数値がどこまでならリスクが低いと言えるのかという情報がほしい
- 健康の基準値とされる数値にも様々な説があることも紹介できればよかった
- 健康診断の結果については、数値の組み合わせを見なければならないことを知った
- 人間ドックを何年かに一回受ける位の人にとっては、この特集をどうみたらいいのかわからない
- 警鐘を鳴らす所で終わっており、その後どうすればいいのかわからなかった
- LH比が重要ならどうして健診結果にその数値を載せてくれないのかも番組で突っ込んでほしかった
- 専門用語が多く出てきたが、司会者同士の軽妙なやりとりやクイズなどがはさまれ最後まで楽しんでみられた
- 定年後世代へ健康診断受診を啓蒙する内容だと感じた
- この番組の視聴者は健康を気にしている人が多いと思われるので、気にしすぎは良くないというメッセージを送ることがあってもいいのでは
- 健康診断の結果の見方という切り口は珍しく、判定が良ければそれで終わりではない、ということをあらためて知った
- 健康に関するリスクを強調するのではなく安心感も得られるような番組作りを心がけてほしい
- 「血液編」以外の続編を期待する
- 視聴者の声を番組に反映させる仕組みがあっても良い
- セットが以前よりシンプルになり良い
- 今後は、食事を口にする順番など健康に関する間違った思い込みを特集してもおもしろいのでは