人間とDNA配列が数%しか違わないチンパンジーの最新研究から見えてくる人間の心の「秘密」とは?

 人間と数%しか遺伝子が違わないというチンパンジー。
 このチンパンジーと人間を比べて、人間のことをもっとよく知ろうという研究を行っているのが、地元愛知県犬山市にある京都大学霊長類研究所である。何がチンパンジーに出来て、人間に出来ないのか?それはどうしてなのか?最新の研究を俳優の袴田吉彦が密着取材で紐解く。「瞬間的に記憶する」「絶望がないようにみえる」というチンパンジーの能力は、なぜ人間にないのか?最初からなかったのか?失ったのか?その代わりに人間は何をもっているのか?  おなじみの天才チンパンジー「アイ」「アユム」や、おそらく世界で唯一「寝たきり状態からリハビリによって復活した」チンパンジー「レオ」を通じて、「ヒト」のもつ「希望をもつ力」に迫る。

チンパンジーのイメージが、ほんとに覆されたっていうか。まずびっくりしたのは、こんなに大きいものなのか、と。よくテレビなんかで見るのは子供のチンパンジーだったんですね。この取材で見たチンパンジーの記憶力にはもちろん驚きましたけど、ぼくは研究そのものにも興味を持ちました。チンパンジーと比べることで人間の心を探るっていう研究があるんだ、というのが新鮮な驚きでした。番組を見た人みんなに希望を持ってもらえたらうれしいです。人間はみんな希望を持っていいんだ、そういう生き物なんだと。本当にすべての人に希望を持ってもらいたいです。