歴史に残る名勝負

第9回大会の伝説的な死闘を制した安田春雄

ゴルフ史上に残る9ホールのプレーオフ 

第9回大会

全英オープン5勝の偉業を達成したピーター・トムソンや米国の強豪フランク・べアードらを招き、いよいよ世界基準の大会へと成長して行こうとする第9回大会で、伝説的な名勝負が生まれた。

最終ラウンドを終え、首位に並んだ安田春雄と鈴村久のプレーオフは、史上まれに見る壮絶なものだった。
まず、3ホールのプレーオフで相譲らず、サドンデスに突入。
1番からスタートして互角のまま5ホールをプレーしても決着を見なかった。
そして迎えた通算9ホール目となる運命の6番ホール。鈴付が第2打をグリーン左の崖下に落として万事休す。
安田は初代「クラウンズ男」として名乗りを挙げる大会となり、この勝利で一躍スターダムにのし上がっていった。

互いの健闘を称え合う青木功と杉原輝雄

大混戦の中、外国勢を抑えて青木と杉原が熱戦

第16回大会

米国のトム・カイトらヤングライオンズやアジアサーキット勢が多数参加した第16回大会。
まさに日本VS世界という構図の中で青木功と杉原輝雄が魅せた。

初日から難しいピン位置が設定されたが、3日目を終えて、通算アンダー27人という混戦の中、郭吉雄が通算7アンダーでトップに。青木功、杉原輝雄、杉本英世が1打差の2位につける展開となった。
最終日は曇りのち大雨の最悪のコンディションの中で行われた。
前半は杉原が5バーディの通算11アンダーで混戦から飛び出し、独走態勢に入ったかに見えた。
しかし、土砂降りの雨で難度の高くなった和合はそれを許さなかった。
後半に入り、杉原が徐々に崩れると、1組前で我慢のゴルフを続けていた青木が最終18番ホールで下りの13メートルのパットを執念で捻じ込み、通算8アンダーで杉原に並ぶ。
最終組の杉原は18番で、決めればプレーオフという4メートルのパットを外し、青木が2度目の栄冠を手にした。

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