第44回 中日クラウンズ
 
クラウンズかわらばん vol.2
 
尾崎兄弟との球史に残ルデッドヒート  〜クラウンズ名勝負物語〜

1999年第40回大会 今野康晴

今野康晴
▲尾崎兄弟に競り勝って記念すべきプロ初優勝を達成した今野康晴
 1999年大会初日、クラウンズ6勝目をかけた主役のジャンボが大きく出遅れる。代わって首位に立ったのは、ただ一人アンダーパーをマークした次弟の尾崎健夫だった。また2位には末弟の尾崎直道らが付け、ゲームは兄弟対決の様相で進んで行く。3日目を終えて、直道が単独首位の通算6アンダー、一方の健夫は3打差の3位。その間に割り込むように、プロ4年目で未勝利だった今野康晴が、直道に2打差の2位に急浮上してきた。だが、実績豊富な尾崎兄弟を相手に戦うには、今野のキャリアではいかにも不利に思われた。
 最終日の最終組、球史に残るデッドヒートは始まった。前半の9ホールを終わって、直道7アンダー、今野6アンダー、健夫5アンダー。まさしく三つ巴の心理戦となった後半。まず11番で今野がバーディを奪い、首位の直道に並んだ。その直後の12番ホール、今度は今野をねじ伏せるかのように直道がバーディ。ベテランのガッツが若き挑戦者を威圧した。しかし、強烈なプレッシャーにも今野は崩れなかった。度重なるピンチも絶妙なパットでしのぎ、15番で再びバーディを奪って、またしても直道を捕らえた。一方、健夫は終盤スコアが伸びず、最終ホールを迎えたときには、優勝は直道か今野のどちらかに絞られた。ともに9アンダーでパーオン。そして運命のパット。まず、直道がグリーンの右奥8メートルから強気にバーディを狙うが、カップを通りすぎて2メートルオーバー。今野は2.5メートルからのバーディパットを打ち切れず、そのままタップインのパー。入ればプレーオフという直道のセカンドパット。ボールは無情にもカップをなめて止まった。こうして壮絶なるデッドヒートは、今野康晴という新星の誕生で幕を閉じた。

CLOSE UP! 〜地元期待の有力選手〜
桑原克典
1969年4月4日生。愛知県出身、愛知学院大学卒業。1992年プロ入り。

愛知出身の実力者
 桑原 克典

「クラウンズは子供の頃から見に行っているので、(自分にとっては)やっぱり特別なトーナメントですね。ギャラリーの数も多いし会場の雰囲気もすごく良いので、自然と気合いが入ります。かえって気負いすぎてしまって、あまり成績は良くないのですが(笑)。
だけど、グリーンが変わってからの和合独特な攻め方ももうできているので、そろそろ優勝したいですね。地元の皆さん、是非会場に足を運んで僕の優勝を見に来て下さい(笑)!」(桑原克典談)

近藤智弘
1977年6月17日生。愛知県出身、専修大学卒業。2000年プロ入り。

中部期待のツアーの新星 近藤 智弘

「クラウンズはアマチュアとしても出場していますし、好きなトーナメントなんですよ。地元ということもありますが、全体の雰囲気が好きで、出場するのが楽しみです。
和合コースは全てのクラブを使いこなせなければ上位に行けないので、クラウンズで良い成績が出せれば『一年間やれるぞ!』という気持ちになります。昨年まではツアーに慣れることで精一杯でしたが、今年は落ち着いてやれる(やるつもり)と思いますので、地元で上位に入れるようがんばります。』(近藤智弘談)

CROWNS RECORD ROOM

22年間破られていない62の壁

安田春雄
今から23年前に安田春雄が作ったコースレコードは未だに破られない。
 名古屋ゴルフ倶楽部和合コースのコースレコードは、中日クラウンズの第11回大会の3日目に安田春雄が記録した8アンダー62ストローク。この記録は22年間破られていない。安田が記録したときの内訳は1イーグル(2番ホール)、6バーディ、ノー・ボギーという完璧なもの。フロント9で5アンダー、バック9で3アンダーという内容だった。その後、このレコードに並んだのも、15年後の第26回大会のこと。最終日にアンソニー・ギリガンが8バーディ、ノー・ボギーで記録したものだが、いかに安田の記録が偉大だったかが分かろうというものだ。以後、レコード・タイをマークしたのは手嶋多一、ディーン・ウィルソンの二人だけ。どうしても乗り越えられない高い壁なのである。ちなみにハーフ9ホールのレコードは29。これはジャンボ尾崎らが記録している。果たして今年、23年ぶりのコースレコード更新となるかどうか。破るとすれば、昨年大会3日目に63をマークしたジャスティン・ローズが最有力と言えそうだが?

TV案内(CBC ON AIR)

クラウンズ・ファンは必見! 事前特番で中嶋常幸のトークを放送。

クラウンズはCBCで大会初日からオンエアされるが、今年は大会前日のクラウンズ特番で、中嶋常幸のトーク番組が企画されており、ファンは必見。中嶋がどんな意気込みでクラウンズを迎え、和合攻略にどんな作戦をたてているのか?この番組を見れば、今年のクラウンズがさらに楽しくなることうけ合いだ。
4/29(火) 23:55〜24:50 クラウンズ事前特番
4/30(水) 23:55〜24:50 クラウンズ事前特番(中嶋常幸)
5/1(木) 14:00〜15:55 予選第1日
23:55〜25:20 予選第1日ハイライト
5/2(金) 14:00〜15:55 予選第2日
24:25〜25:50 予選第2日ハイライト
5/3(土) 12:00〜13:00 決勝ラウンドはじまる
14:00〜15:54 決勝第1日(全国ネット)
24:55〜26:20 決勝第1日ハイライト
5/4(日) 11:00〜11:30 王冠のゆくえ
15:00〜16:54 最終日(全国ネット)
24:50〜26:45 最終日ハイライト

チケットガイド (入場券案内)

お楽しみが盛り沢山! 特典付前売り通し券でクラウンズを2倍楽しもう。

 年に1度のクラウンズ。トッププレーヤーたちの手に汗握る熱戦が今から楽しみだが、前売り通し券で入場すると、ゴルフ観戦の楽しみに加えて、豪華な賞品が当たる抽選券のお楽しみも付いてくる。しかも、クラウンズのことなら何でも分かる大会パンフレットも無料とお得な特典がいっぱいだ。
通し券 10,000円(抽選で海外旅行、ゴルフ用品などの豪華賞品が当たるプレゼント券とクラウンズのすべてが分かる大会パンフレット付き)
交通案内 地下鉄鶴舞線・赤池駅より無料ギャラリーバスを運行。ギャラリー駐車場あり。
通し券発売窓口 中部日本放送本社、中日新聞本社及び各販売店、中部ゴルフ連盟加盟ゴルフ場、協力ゴルフ場、チケットぴあ、各プレイガイドなど。


事務局便り

 日本のゴルフツアーも開幕して、いよいよシーズン本番を迎えました。「クラウンズかわらばん」第2号となった本紙では、今大会の活躍が期待されるベテラン勢に焦点を絞って編集してみました。56歳のジャンボ尾崎選手も48歳の中嶋常幸選手もまだまだ元気溌剌です。また、65歳の杉原輝雄選手は第1回大会以来連続44回出場という驚異的な記録を今大会で樹立します。これだけ幅広い年齢層が、同じフィールドで実力を競うスポーツは他にはありません。これもまた、ゴルフの素晴らしさではないでしょうか。世の壮年層を勇気付けるためにも、ベテラン選手の皆さんの健闘に期待します。また、今回快く取材に応じていただいた選手の方々にはこの場を借りてお礼いたします。ありがとうございました。
 ところで、CBCでは大会直前の4月30日の深夜に特別番組として、中嶋常幸選手のインタビュー番組をオンエアします。今大会への意気込みや、普段聞くことのできない選手の本音もでてきます。クラウンズファンの方には必見の番組です。お見逃しなく。
社会貢献事業のお知らせ
 中日クラウンズでは、毎年地元東郷町を中心に社会貢献事業を展開しております。昨年の大会期間中には、中嶋常幸選手、鈴木亨選手、宮瀬博文選手、桑原克典選手の4選手が「東郷町たんぽぽ作業所」を訪問して、激励いたしました。今大会期間中も、こうした訪問を実施するほか、大会会場でのジュニアレッスン会も開催いたします。また、チャリティを募り、その寄金を東郷町に寄付しております。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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