第44回 中日クラウンズ
 
クラウンズかわらばん vol.1
 
プレイオフ9ホールの死闘 〜クラウンズ名勝負物語〜

初代クラウンズ男 安田春雄 第9回大会

安田春雄
プレーオフ9ホール目、夕闇迫る6番グリーンで優勝を決めた安田春雄。
 中日クラウンズ史上、これほど長く壮絶な闘いはなかった。1968年の9回大会最終日、トップでスタートした安田春雄と1打差2位の鈴村久が序盤からデッドヒートを繰り広げた。両者1歩も譲らず、この日ともにパープレーで迎えた最終18番。安田は、その虎の子の1打のリードを守り切れば念願のプロ初優勝を手に入れる事ができた。だが、勝利の女神は安田に過酷な試練を突きつける。このホール、ティショットを左に引っ掛けて林の中へ。止む無く隣の10番ホールにボールを出し、そこからグリーンに乗せて痛恨のボギー。パーでまとめた鈴村とのプレーオフにもつれ込んだ。そして文字通りの死闘が展開する。
 まず、3ホールのトータルスコアによるプレーオフはともに1アンダーで決着をみず、サドンデスに進んだ。1番から4番までともにパー。陽は傾き、夕闇が迫ってきた。すでに心身ともに極限状態の両者にミスが出たのが5番ホール。鈴村はティショットを右ラフに入れて3オンのボギー。だが、安田もセカンドショットをグリーン左奥に外してボギー。両者ともにチャンスをつぶし、ピンチを逃れた。そして運命の6番ホール。歯をくいしばりながら2オンさせた安田に対し、鈴村は最悪のグリーン左の崖下に落とし万事休す。  
 日本のゴルフ史上初の9ホールに及ぶプレーオフの幕は閉じ、初代クラウンズ男が誕生した。当時25歳3ヶ月の安田はクラウンズ最年少優勝記録を作り、この勝利をきっかけに、一気にトッププロとして大きく羽ばたいて行った(安田は2年後の11回大会では2度目の優勝を果たした)。安田にとって、またクラウンズにとっても、記念すべき延々1時間40分に及ぶプレーオフの死闘だった。

和合という名の戦場 「恐怖の3番ホール」
恐怖の3番ホール
3rd Hole 440Yard Par4
 序盤最大の難関、それが3番ミドルホールだ。中日クラウンズでは1、2番とバーディホールが続き、この2ホールで2アンダー、悪くても1アンダーの計算を、すべての選手がたてる。その貯金を持ったまま、すんなりとパーで通過することが、3番ホールのテーマだ。だが、1、2番と連続バーディで出ながら、3番ホールでつまずいて、アリ地獄のような和合の罠にはまって行くプレーヤーは数知れない。1、2番のバーディよりも3番のパーのほうが価値があると言うプロさえいる。つまり、3番ホールのティグラウンドに立った時には明かな気持ちの切り替えが必要なのだ。
 例年、難度は1位か2位。和合の中で最も距離の長いミドルホールは、ロングショットになる第2打の極めてシビアな正確性か、あるいは絶妙なアプローチのセンスでもなければ、恐怖心から逃れられない難ホールである。

CROWNS RECORD ROOM

最年少優勝はローズ、 最年長優勝は世界に誇る不死鳥

尾崎将司
今大会に優勝すれば56歳3ヶ月というとてつもない記録を達成するジャンボ尾崎。
 昨年大会で優勝したジャスティン・ローズが最年少優勝記録を塗り替えたことは、トップ記事で紹介した通りだが、では、クラウンズの最年長優勝記録ホルダーは誰かご存知かな?
 それは、1997年に中日クラウンズ5度目の優勝を達成したジャンボ尾崎。1947年1月24日生まれのジャンボは、50歳3ヶ月でこの記録を作っている。実はジャンボが初めて最年長優勝記録を達成したのは、1992年の第33回のこと。2度目の王冠を圧勝で奪い取ったジャンボは、この時45歳3ヶ月余り。第1回大会以来、延々32年間も破られることのなかった中村寅吉の44歳9ヶ月余りの記録を塗り替えた歴史的な勝利だった。その後、優勝するたびに自らの記録を更新してきたジャンボ、果たして今季、奇蹟的偉業を成し遂げることができるだろうか。今年6年ぶりに優勝すると、56歳3ヶ月となり、これは昨シーズンの全日空オープンで自ら作った55歳8ヶ月という日本のツアー最年長優勝記録も更新することになる。この年齢で、今だにレギュラーツアーの第一線で大活躍するプレーヤーは、古今東西を探してもどこにもいない。まさに日本が誇る不死鳥のごとき偉大な名手である。

事務局からのお知らせ
「クラウンズかわらばん」創刊号いかがでしたでしょうか。
 地元中部地区を始めとする中日クラウンズのファンの方々に、今大会の情報をいち早くお伝えして、今年のクラウンズをより楽しんでいただければという願いから、始めて発行することになりました。今後も月に1回程度、最新情報を織り交ぜて、クラウンズの様々な話題を提供していきたいと思っています。中部地区のゴルフ場を始め、ゴルフ練習場やショップなどで無料配布致しますので、ご愛読下さい。
 ところで、ギャラリーの皆様に耳よりなお知らせがあります。
 今大会の前売り入場券(通し券10,000円)には、プレゼント応募券が付いており、大会期間中に会場で応募すると、抽選で海外旅行や優勝者のサイン入りグッズ、さらにはゴルフ用品などの豪華賞品が当たるお楽しみが加わりました。また、通し券での入場者には、今回のクラウンズをより楽しんでご覧頂けるための情報やデータが満載の大会パンフレットも無料配布されます。さまざまな特典がついた通し券を是非お買い求め下さい。プレイガイドを始め、中部ゴルフ連盟加盟ゴルフ場などで発売中です。なお、お問い合わせは、大会事務局まで。
■ボランティア募集中
昨年優勝したJ・ローズと記念撮影するボランティアの方々
▲昨年優勝したJ・ローズと記念撮影するボランティアの方々
 2001年度から地元有志の方々にボランティアとして大会運営に参加して頂いておりますが、昨年は4日間延べ309名もの方々からご協力を頂きました。
 本年度も、中日クラウンズがさらに地元のファンの方々に愛されるトーナメントとして定着できるよう、ボランティアを呼びかけております。ご関心のある方は大会事務局までお問い合わせ下さい。
今年のボランティアの募集は終了しました。

チケットガイド (入場券案内)
通し券: 10,000円(抽選で海外旅行、ゴルフ用品などの豪華賞品が当たるプレゼント応募券付き)
チケット販売窓口: 中部日本放送・中日新聞本社及び各販売店・中部ゴルフ連盟加盟ゴルフ場・協力ゴルフ場・主要ゴルフ練習場・チケットぴあ・プレイガイド各店など
交通案内: 地下鉄鶴舞線・赤池駅より無料ギャラリーバスを運行。
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